[Message Prev][Message Next][Thread Prev][Thread Next][Message Index][Thread Index]

[vsnet-j 219] Re: CCD vs visual observations



日時 : Wed, 15 Nov 2000 00:14:06    差出人 : Taichi Kato
> 確かに持っていきよう、ではありますが、では変光星眼視観測は敷居が低いのか、
> と言われると、メカは必要ないにしても実は結構難しいものかも知れない。それ
> よりも多少投資は必要であっても、誰が押しても同じ結果が出る適度な価格の機
> 器があるならば、意外にもそちらの方が敷居が低い、ということもあるかも知れ
> ません。

それは。人によってちゃいますよ。機械に対して免疫を持ってる人はいいんですけ
ど、たとえば、年を食えば、新しいものに適応していこうというのは非常に困難な
ことです。なかなか新しいものには移っていけない。新しいものには手を出す勇気
も必要だし、技術取得も楽ではありません。逆に、技術者やPCになれているもの
にとっては、比較的楽ではあるでしょう。下手な動きというのは上の世代をばっさ
り切ってしまうということです。そして、新規参入にしても、どちらが良いかとい
えば、双眼鏡一本ではじめられるのと、PC+CCD+望遠鏡がいるのではまった
く違いますよ。コストの問題や物の移動運搬などのことにもよります。移動運搬は、
前者はそんなに負担にならないしどこでもはじめられますけど、後者は残念ながら
簡単ではありません。近くに空き地にいってやるにしても最低限車が必要だし、自
宅でやるにしてもそれ相当の広さが必要だし、少なくとも据え置きができるだけの
人でないといけないです。つまり、コストの面では望遠鏡だけではすまないという
ことです。金持ちであるという条件がつきかねない。^^;あとは、移動なら、電
源確保の問題もあると思います。
おまけに、ドブソニアンでできていたことがNJPクラスのものが必要になるとなる
と、変化についていけない人がかなり出るように思います

> 楽しみはどんな事でも一番に許されることでしょうね。(でも、案外ディスプレイ
> で見る方が実物を見るより楽しいという方の方が多かったりしないだろうなあ
> ・・?)

これはどちらでも楽しみはありますよ。何セ見えない所まで見えるのですからね、
写真で満足する人と生を見ないと満足できない人の違いというのでしょうか…。楽
しみ方は人によって違うということでしょう。

> いずれにしても、少なくとも一部の人たちがかなり先陣を切って「眼視観測はそ
> ろそろおしまいにしよう」に近い運動を始めていることだけは事実...

世界の現状を把握しているわけじゃないですが、普及していれば分かるけど、どん
な観測をしていてもその人を尊重する必要があると思う。
一番心配なんは、観測者が状況変化の結果大幅に選択されてしまい生き残れるのが
がたっと減ることです。極端な変化をめざすとどうしても起きます。俺がキャンペー
ンはるなら、おしまいにするというより、できればCCDをやっていきましょうよ。っ
て方向かな。緩やかな変革です。いずれにしてもこの手の議論がひどく行われると、
観測者のやる気をそぐ危険性を感じます。

ちょっと見えてこないのですが、何で継続性の重要性が落ちてきたのでしょう?
将来において実は興味深い星だったと分かったときに、その星の光度曲線があると
いうことがあまり、意味がないと考えられるの。。。。。

---
Yasuto TAKENAKA 
  e-mail:yasuto_t@lycos.ne.jp ICQ:6417655


Get your FREE, private e-mail account at http://mailcity.lycos.ne.jp