Historical document: magzines その昔、某所で紹介した文書ですが、今となっては新しい人はほとんど読めない ようなところに行ってしまっていると思われますので、文書が見つかったところ でその都度紹介していきたいと思います。内容は古いものも多いので、その点は 考慮して読んでください。一部当時関係した人名が出てくるところもありますが、 ご了承ください。 #これは何に分類される文書なんだろ? 深く追求してはいけない(^^;) (1992/10/11) (前略) 日本では野鳥だけの専門雑誌というのはまだ多くないようで、「野鳥と自然」 転じて「月刊野鳥」の「オブサーバーズガイド」に「今月のヒタキ科」なんて記事を、 今一度連載してみたい気もするけど、今はあの世界はネコが独占しているからなあ。 「野鳥ガイド」の「観察ガイド」のページや、「野鳥近況」も最近は珍鳥が現れない ためか、ちょっと迫力不足のようにも思えますね。かといって「バードウオッチャー」 誌の「ウオッチャーズ・ガイド」のように、常人ではとても識別できないような細か い観察を要求されるようなガイド物も、素人にはなかなか手が出ません。「野鳥の 手帖」は硬派路線や文芸の香りを取り入れて頑張ったみたいですが、商業ベースに 乗り切れずまもなく撤退ですか、ちょっと残念な気がします。 他にも、商業誌ではないものの歴史は長い「観察月報」というのもあったような気 がしましたが、観察者数が順調に伸びず、発行も停滞してしまったようです。「鳥界」 (う〜ん、天国に近そう ^^;)とか「野鳥回報」というのもあるという噂は聞いてい ますが、それらの会には所属していませんので、ぼくもよくは知りません。 しかし雑誌というと、海外のものを忘れてはいけません。この世界でも先輩だけあ って、専門誌も豊富です。有名なのはUSA系の「Bird and Binocular」という雑誌 で略してB&Bと親しまれており、日本でも定期購読をしている人が多いと聞きます。 一方でUK系の「Birdwatching Today」という雑誌があって、全世界で読まれている らしいです。特にオーストラリア帰りのウオッチャーの間では、これを birdwatching to die と読み習わして、決死の覚悟でバードウオッチングに出かけるのだそうです。 "Shall we go birdwatching today?" と呼びかけられて、恐る恐るついて行ったも のの、人も通らぬ山道をかき分け、断崖に海鳥を求め、またある時には底無しの沼へ 足を踏み入れるなど、まさしく死ぬ思いをしただとか、birdwatchingにはまりこんだ 夫への保険料がぐんと上がっただの、いろいろな逸話を残しているようであります。 (後略) === #出てくる雑誌名が本当にあるとは思ってはいけないようである(^^;)
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