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[vsnet-j 2390] Re: 極超新星の読み方
- Date: Fri, 8 Nov 2002 19:06:49 +0900 (JST)
- To: vsnet-j@kusastro.kyoto-u.ac.jp
- From: Hitoshi YAMAOKA <yamaoka@rc.kyushu-u.ac.jp>
- Subject: [vsnet-j 2390] Re: 極超新星の読み方
- Delivered-To: vsnet-j@kusastro.kyoto-u.ac.jp
- Sender: owner-vsnet-j@ooruri.kusastro.kyoto-u.ac.jp
山岡@九大理 です。
> 学術用語集では、極...... とは
>
> polar という意味で使うことになっています。
次のページに極紫外線(きょくしがいせん: extreme ultraviolet)というのも
載ってませんか(^^;)。物理学教室だと、極低温(きょくていおん)研究室なん
てのも身近にあります。極端も極限も極致も極度も全部「きょく」です。
極を「ごく」と読むのは、学術用語集(天文学編)にはないですね。学術用語的
なもので思いつくのは「極超短波(UHF)」だけです。
#いちおう、その「内輪」で決めるときに、いろいろ理由付けは考えました。
#学術用語集はreferしませんでしたが……。
そうそう、hypernovaの最初の例である超新星1998bwが出た時に、一瞬「極新
星(読みは不明)」という言葉が出現したことがあります。新聞だったか雑誌だっ
たか。でも、知らない間にすたれてしまった。
>こういった日本語を取り決める委員会とかワーキンググループを本来は学会
>の中に作っておくべきかもしれませんねぇ。
みんながそれにすんなり従ってくださるとも思えませんし……。
#最近びっくりしたこと:東北大の田村先生の訳本で、diffuse nebulaeを
#「微散星雲」としていた。
>http://vsnet.okweb.ne.jp/
>
>早速、書き込みに言ったら、どなたかが正解をすでに書かれていました。
どこ見ても読みがながない、というお話でしたが、今年初めに書いた超新星
2002apの解説記事には振ってもらっています。「子供の科学」と「月刊天文」
の、それぞれ2002年4月号。あとはないかも。
九州大学(六本松地区)理学部物理学教室 山岡 均
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