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UU Aqr



UU Aqr

 近ごろほとぼりがさめたのか全然観測されなくなりました。少なくともかつては
11等台程度までは増光していたので平常光度の監視を怠ってはいけません。UGで
はなくNLであろうことはほぼ確実ですが、NLの中では割合変光する方で(過去
の資料が根拠)、もしanti-dwarf nova phenomenonを起こしたら大変です。また文
献の食の要素式はあまり長い期間のデータから作られたものでないのでIP Pegのよ
うにずれてくる可能性があります。発表の翌年はまずまず合っていましたが最近は
どうでしょう? 某F氏は世界に先駆けて天文雑誌にこの星を紹介しました。たい
したものです。ただ同氏はその後食の観測を一度もやっていません。

「変光星」1989.10

UU Aqrの周期改良 (Goldader et al. IBVS No.3361, 1989)

 かつて「変光星」にも紹介された食の見られる激変星である。1988年9月10-18日
の観測とVolkovらのデータを連結をして

  Min.HJD = 2446347.2667 + (0.163579089±0.000000061) E 

が得られた。食外光度は12.5で食の深さは1.1等。光度曲線の対称性がよいのでUX UMa
タイプと思われる。