XTE J2123-058 A. Levine (MIT)他によれば、RXTE衛星が新しいX線トランジェント(突発X線源) を発見した模様です。現在までに vsnet-alert に伝えられた情報によれば、位置は 320.78 deg (J2000.0) = 21h 23m.1 (J2000.0) -5.82 deg = -5o 49' を中心として約5’の範囲であろうとされています(ただし方向により多少の誤 差範囲の違いがあります)。X線での明るさは 6/27-28 に 100 mCrab 程度と報 告されています。 (vsnet-alert 1926: http://vsnet.kusastro.kyoto-u.ac.jp/vsnet/Mail/vsnet-alert/msg01926.html) このような銀河面から離れたX線トランジェントは珍しく、星間吸収も小さいと 予想されることから、光学的にも同定の可能性が考えられます。既知カタログと の同定では、候補天体は見当たりませんでした。まだ天体の性質について推論す ることは困難ですが、CI Camのような例もありましたので、観測(新天体出現の 有無のチェック、可能であればCCD測光・分光)が望まれます。 周辺のGIF星図は http://vsnet.kusastro.kyoto-u.ac.jp/vsnet/Xray/xtej2123.html http://ftp.kusastro.kyoto-u.ac.jp/pub/vsnet/Xray/XTEJ2123 に用意しました。 tkato