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[vsolj-alert 152] Nova Oph 1998
- Date: Fri, 19 Jun 1998 08:22:31 +0900 (JST)
- To: vsolj-alert@ooruri.kusastro.kyoto-u.ac.jp
- From: Taichi Kato <tkato@kusastro.kyoto-u.ac.jp>
- Subject: [vsolj-alert 152] Nova Oph 1998
- Sender: owner-vsolj-alert@ooruri.kusastro.kyoto-u.ac.jp
Nova Oph 1998
スペクトル観測の結果新星と確認されました(IAUC 6943)。高見沢さん改めてお
めでとうございます。非常に大きな膨張速度を示しているようで、速い新星と
思われます。
注目すべき点は、Hanzlによって精測位置が再度求められ、
17h 31m 59s.79 (J2000.0)
-19o 13' 56".0
と、串田さんの位置から約 1" 北になり、可能性を示唆されていたUSNOの天体に
さらに近づいたことが挙げられます。ROSAT sourceも含めて近傍天体をリストア
ップします。
173200.0 -191348 (2000.0) 1RXS173200.0-191349 0.086 1.00 0.23
USNO0675.13305963 173159.788 -191355.04 (2000.0) 16.8 18.0
SGRnova1998 173159.79 -191356.0 (2000.0)
もしこのUSNOの星が新星と同定されるならば、爆発振幅は比較的小さいかも知れ
ません(ただし、これは真の極大光度次第ですが)。爆発前にROSATの観測して
いたX線源ともし同一のものであれば、USNOの星が比較的赤いこと(ただし星間
吸収をかなり受けているだろうと思われます)から想像をたくましくすると、
この天体はもしかすると反復新星の仲間で、以前にも核燃焼を起こした経緯があ
って、ROSATの時期にX線源として見えていた可能性もあるかも知れません。
(たとえば、RS Ophではふだんの状態でもROSATでX線が検出されています)。
不確かな推論によるものばかりですが、この天体は新星の中でもかなり注目に値
するものであろうと思われます。過去のパトロールの詳しいチェックも、将来の
モニターも重要と思います。またかなり暗くなった段階で高解像度の画像を得て、
上記USNO天体と別天体であるのかどうかの判定も重要と思われます。
tkato
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