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[vsolj-alert 90] Fading of XX Cam



 vsnet-alertに報告されているように、かんむりR型候補あるいは極端な水素欠
 乏星に分類されているXX Camが、発見以来2回目の減光を起こしている可能性
 が報告されています。

From owner-vsnet-alert@kusastro.kyoto-u.ac.jp Sun Apr 19 02:43 JST 1998
Date: Sat, 18 Apr 1998 18:25:14 +0100 (BST)
From: Gary Poyner <gp@star.sr.bham.ac.uk>
To: VSNET-ALERT <vsnet-alert@kusastro.kyoto-u.ac.jp>
cc: John Toone <john.toone@dial.pipex.com>
MIME-Version: 1.0
X-Distribute: distribute [version 2.1 (Alpha) patchlevel=24]
Subject: [vsnet-alert 1689] XX Cam


John Toone (Cressage, UK) reports that the normally inactive RCB star
XX Cam maybe undergoing an exceptionally rare fade.  A selection of his
observations follows...

1998
Jan 24.808 UT    mv= 7.3
Feb 28.890           7.6
Mar 30.847           7.7
Apr 15.866           7.8

Further observations are urged.

regards,
Gary Poyner

 この星は、スペクトルの特徴がR CrBに似ていることから過去の写真が調査され
 た結果、実際に1回の減光が発見された天体で、減光現象がリアルタイムに観
 測されたことはありません。この減光も本当にR CrB型と同じものであるかも
 実はよくわかっていません。多色測光・分光観測(R CrB型に特徴的な輝線の
 変化があるかなど)・偏光観測等が望まれます。

 以下、日本変光星研究会「激変星資料集/変光星めぐり」より

 この天体はまずHD25878(=BD+52o771)として登録され$B$=$N8eGaposchkinらによっ
て明るく幅の狭い水素の輝線がみられることが報告された。さらにBidelmanはこの
天体とR CrB のスペクトルの間に驚くべき類似点がみられる(水素の吸収線が極め
て弱い。炭素に由来する吸収線が認められる。)ことから同様の天体ではないか
(hot carbon star と呼んでいる)と示唆した。
このようなスペクトルを示す天体は原則として変光星なのでHarvard plate
collectionを調べるよう勧めている。(ApJ1948年)そしてChang Yuinが
1898年からのプレート1170枚を実際に調査し、次の1回の減光を見いだし、XX Cam
としてRCB型に分類された。

 極小付近のデータ
    JD       pg
  2429566   8.60     29613   9.70      29632  10.18
      586   8.60       614   9.70        633  10.30
      592   8.84       621  10.18        634  10.30
      596   8.84       622  10.18        636  10.18
      603   9.22       622  10.18        639  10.06
      605   9.22       625   9.94        646   9.82
      607   9.58       625  10.18        646   9.82
      607   9.58       625  10.30        649   9.82
      608   9.58       626  10.06        658   9.34
      613   9.58       630  10.30        659   9.58
      613   9.70       632  10.30        661   9.22
      613   9.70       632  10.42        678   8.72

 その後も眼視観測者によりモニターが行われているが、新たな減光は一度もとら
えられていない。光電測光によるhigh-speed photometry により短時間変動も報告
されている。ただ1回の減光を示したRCBタイプであるが、UV Casのようなこと
もあるので(せっかく明るい周極星なので)観測をしておいて欲しい。

(転載歓迎)

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