Historical document: RE0751+14
その昔、某所で紹介した文書ですが、今となっては新しい人はほとんど読めない
ようなところに行ってしまっていると思われますので、文書が見つかったところ
でその都度紹介していきたいと思います。内容は古いものも多いので、その点は
考慮して読んでください。一部当時関係した人名が出てくるところもありますが、
ご了承ください。
(1992/10/22)
ROSATの発見した新しいDQ Her型激変星 RE0751+14
Mon. Not. R. astr. Soc. (1992) 258, 749 によれば、ROSATがまた激変星を
発見したようです。14等台と比較的明るいので、光度変化を追跡観測すると面白
いかも知れません(と言わなくてもツシマヤマネコさんが観測していただけますで
しょう)
位置: 07h 51m 17.3s +1444' 23" (2000.0)
光度: V = 14.5
K = 12.90, H - K = 0.19, J - H = 0.24
スペクトル: 激変星(バルマー、HeI, HeII が輝線)
タイプ: DQ Her型激変星 (intermediate polar; NLDQ)
パルス周期: 13.9 min and 15.2 min
Tmax = HJD 2448295.9425 + 0.0096495 E
(7) (2)
軌道周期: 5.568 hr (Hα,Hβの視線速度より。やや不確か)
と、比較的典型的な intermediate polar のようです。
なお、ROSATのWFC(EUV領域のサーベイ)で発見された唯一の新しい
intermediate polarのようです(他に受かった星は EX Hyaだけとのこと)。inter-
mediate polarは極紫外線領域では普通あまり輻射が強くないようで、この星はやや
例外的なもののようです。
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