Historical document: V517 Oph and RZ LMi その昔、某所で紹介した文書ですが、今となっては新しい人はほとんど読めない ようなところに行ってしまっていると思われますので、文書が見つかったところ でその都度紹介していきたいと思います。内容は古いものも多いので、その点は 考慮して読んでください。一部当時関係した人名が出てくるところもありますが、 ご了承ください。 (1992/10/02) V517 OphはRCB型 D. Kilkenny et al., The Observatory, 112, 158 (1992) 最近騒がせ気味の星ですが、文献に現れました。スペクトルではC2の分子線が 大変強く、バルマー線は見えません。S Apsに似ており、変光の様子からみても RCB型だとのこと。平常光度は V=12 等程度。 RZ LMi J.R.Thorstensen and F.A.Rongwald, Bull. AAS 24, p.1075 (1992) アメリカ天文学会での発表です。IUEによる紫外線の観測ではTT Ariに似た降着 円盤のスペクトル。可視光ではHαは時に輝線時に吸収線。VY Sclに似た減光を 示すNL型ではないかと思われる。
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