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[vsnet-j 2196] Re: V4641 Sgr active again!!
- Date: Wed, 10 Jul 2002 17:23:36 +0900 (JST)
- To: vsnet-j@ooruri.kusastro.kyoto-u.ac.jp
- From: Taichi Kato <tkato@kusastro.kyoto-u.ac.jp>
- Subject: [vsnet-j 2196] Re: V4641 Sgr active again!!
- Sender: owner-vsnet-j@ooruri.kusastro.kyoto-u.ac.jp
Re: [vsnet-j 2195] Re: V4641 Sgr active again!!
> センタリングを周囲の位置からの相対位置を用いてきちんと行って
>
> というのは、どのような意味でしょうか? PSF fitting をする、ということ
> でしょうか?
>
> アパーチャサイズを固定にして、アパーチャサイズ範囲内のピクセルの値を総
> 計するだけ、であれば、簡単なのですが。
アパーチャの中心をどこに置くか、ということですね。現在使われている方法
では実効的に(ノイズも含めた)星像の中心に置いていることになっています
ので、ノイズがない場合に比べてノイズがプラスに働く位置に優先的に置かれ
ることになります。つまり本来の値よりも明るく出ます。これを避けるために
は、ノイズの効果の小さい明るい星の位置を正確に測定して、その位置から計
算されたアパーチャを当てるようにするのが正統的です。
現実問題としては、アパーチャと半径を任意に取れるようにすると、ピクセル
が部分的にアパーチャに入ったりして、まじめに考えると結構厄介ですが、実
際にはピクセル単位で入れるか入れないかを決めるか、面積に比例させて入れ
るかなど(補間してもよい)の方法があるみたいですが、気合を入れて実装し
ようとするとPSF測光の方がむしろ簡単だったりします。
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