山岡@九大理 です。 > diffuse nebula を訳す時に「散光星雲」とした人が実際にいたわけだから、 >別の似た(物理的には異なっていても)概念が独立に同じ訳語で訳出される、 >という可能性はあるのでは? それはあるだろうけど、星の周りのnebulosityに対するtermで、「散光星雲」 と訳せそうなtermってあるかな? ところで、H II領域ってのはよく使われるけど、H I領域ってあんまり聞かな くなりましたよね。分子雲とか、別のtermに含まれちゃったのかな。 > でも物理の用語では光に関しても圧倒的に「散乱」を使うことが多いんじゃ >ない? レイリー散乱とかミー散乱とか。 散乱体にエネルギーを与えようが与えまいが、なんでも「散乱」だから困っちゃ うんだよね。 >> diffuse nebulaを訳すときに、「不定形星雲」とでも言ってれば混乱はなかっ >> たかもね。 > > 球対称な H II region があったらどうするの? (^^; H II領域ってそもそも青色星の紫外線による電離領域だから、丸っこいものな んだよね。あとはガスの分布で形がいろいろになる。 だんだん、「散光星雲」というtermを使わない、のが良いような気がしてきた。 天文月報あたりで論陣を張るかな。 九州大学(六本松地区)理学部物理学教室 山岡 均 〒810-8560 福岡市中央区六本松4-2-1 yamaoka@rc.kyushu-u.ac.jp