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[vsnet-j 1238] Re: Kyoto's images (20010226)



MISAOプロジェクトの吉田誠一です。

> 京都大学チームの20010226の画像を検査いたしました。お受け取りした3680枚
> のうち、2880枚が検査に成功し、800枚が検査に失敗しました。成功率は78%で
> した。
> 
> # 但し、まだ出力された数値でしか判断していません。検査結果を画面でチェッ
>    クしていないので、もっと失敗しているものがあるかもしれません。

もう1枚、部分的なペアリング失敗が起きている画像があったので、合計801
枚が検査に失敗していました。

検査結果の概要は以下にまとめてあります。

  http://vsnet.aerith.net/misao/offer/list-j.html

部分的なペアリング失敗はPIXYでしばしば発生しています。

画像の端に星団が入ったり、星数が少ない画像の場合(京都大学チームの場合
はこちらです)など、画像全体に均等に星が分布していないことがあります。
マッチング処理では、そのような場合でも星が密な部分だけでなく、全体を使っ
て画像と星図の位置合わせをする仕組みが入っています。

ところが、マッチングが成功した後のペアリング処理では、個々の星像と星表
のデータとのペアを作ってから、単純に最小二乗法で星の正確な位置合わせを
し、マッチングで得られた概略の写像関数を補正してしまいます。この時、画
像の一部だけで星が密であると、事実上その部分だけで関数が求められ、結果
的にそれ以外の場所で、星の位置合わせがずれてしまう、という状況が発生し
ます。

この現象で致命的な問題が発生する頻度は1%以下なので、対策の優先度はか
なり低くなっています。

--
吉田 誠一 / Seiichi Yoshida
comet@aerith.net
http://vsnet.aerith.net/index-j.html

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