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[vsnet-j 643] Re: Running with PIXY System 2
- Date: Fri, 26 Jan 2001 19:45:56 +0900 (JST)
- To: vsnet-j
- From: Taichi Kato <tkato>
- Subject: [vsnet-j 643] Re: Running with PIXY System 2
- Sender: owner-vsnet-j@kusastro.kyoto-u.ac.jp
Re: [vsnet-j 639] Re: Running with PIXY System 2
> これらのことを考えると、やはり従来通り、小数第1位までとしておいた方が、
> 違和感もなく、誤解も招かないような気がします。但し、鳥居さんが時折発表
> されているような、短時間に連続して1天体を観測している場合は、相対的な
> 光度差も見ることになるので、特別に小数第2位までとする必要があります。
>
> ただ、ASASやTASSのデータを見ると、グラフにすると0.3等から1等近くばらつ
> いているケースでも、小数第3位までの光度が載っています。それに習えば、
> 小数第2位でも構わないような気もします。
「最大のばらつきの大きさ」と、標準偏差は区別して考える必要があります。
0.5等ばらついているように見えても、標準偏差を取ると0.1等以内に収まって
いることが結構あるものです。
また、「単にフォトンが足りないために精度が悪い」のか、他に要因があって
精度が落ちているのかは区別して考える必要があります。前者の場合は測定点
が増えれば精度が上がって来るので、個々の測定点の誤差より高い精度で表記
することも価値があります。しかしランダムエラーだけで議論できないような
ばらつきや系統的な誤差を含む場合は必ずしもそうでない場合もあるでしょう。
MISAOの場合は、標準星を使えるようにシステムを改良してゆくこと、標準シス
テムとの体系のずれを定量的に把握すること、厳密に言えば aperture photometry
でも PSF photometry でもない測定方法の系統誤差の可能性をより追求するこ
と(できればどちらかの手法で測定しなおすのがよいですが)などが測光精度
を上げる工夫になろうかと思います。
鳥居さんのIP Pegで、明るい星のばらつきが暗い星よりも大きかったこと、ま
たそのばらつき方がランダムでないように見えたことが気になっています。
tkato
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