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[vsnet-j 461] gakkai yokou : RZ Leo
- Date: Tue, 09 Jan 2001 03:57:09 +0900
- To: vsnet-j@kusastro.kyoto-u.ac.jp
- From: Ryoko Ishioka <ishioka@kusastro.kyoto-u.ac.jp>
- Subject: [vsnet-j 461] gakkai yokou : RZ Leo
- Sender: owner-vsnet-j@kusastro.kyoto-u.ac.jp
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% 題名
{WZ Sge型矮新星 RZ Leo のスーパーアウトバーストの測光観測}
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% 氏名(所属) (複数の場合は「、」で区切、講演者名の前に「○」)
{○石岡 涼子、加藤 太一、植村 誠、岩松 英俊(京大理)、鳥居研一
(筑波宇宙センター)、R. Mennickent(Concepcion大)、J. Pietz、R. Novek、
G. Masi、B. Martin、S. Kiyota、G. W. Billings、A. Oksanen、R. Stubbungs
(VSNET collaboration team)}
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\begin{document}
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% 本文開始
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WZ Sge型星は、数年から数十年の間隔で振幅6-8等、期間15-30日という大きな
アウトバーストを繰り返す激変星である。アウトバーストの間隔と振幅から
反復新星に分類されていたが、アウトバースト中にスーパーハンプが観測され、
SU UMa型矮新星のサブグループであることが判明した。
SU UMa型矮新星は、伴星からの質量移動が少なくなるにつれてスーパーサイクル
の間隔が長くなり、その間のノーマルアウトバーストの回数は減少することが
知られているが、WZ Sge型星は、その極端な例である。
ただし小さな質量移動だけではその性質を説明しきれず、静穏時の降着円盤の
粘性が非常に小さいと考えられている。
我々は、WZ Sge 型矮新星 RZ Leo が1987年以来13年ぶりに12.1等程度にアウト
バーストしているという R. Stubbings からの報告を受けて、2000年12月21日
から京都大学でのタイムシリーズ測光観測と、VSNETを通じた国際観測キャン
ペーンを開始した。
22日までに観測された光度曲線は、振幅約0.2等、周期0.0761日の
ダブルピークの変動を示していた。この周期は静穏時の変動周期0.0756日
(Mennickent et al. 1999)と誤差の範囲で一致する。
23日になると、振幅約0.3等、周期0.0785日のSU UMa型矮新星に特有の
典型的なスーパーハンプが現れ、22日までの変動が WZ Sge型矮新星に特徴的な
early superhump であることが確かめられた。RZ Leoは、このような early
superhump が観測された系としては例外的に軌道周期が長く、また、superhump
excess も、3\%とWZ Sge型星にしては例外的に大きい。
12月23日から1月4日までビート現象を伴って0.12等/日のペースで減光していた
が、1月5日に急速に減光していることが観測された。これが最終減光か
それとも一時的な減光かの判断は今後の観測による。
通常のSU UMa型矮新星ではスーパーハンプの周期は時間とともに減少していくが
現在までのところ、典型的スーパーハンプ出現後ほぼ一定の周期が保たれて
いる。
今回はこれまでの観測と、予稿提出後の観測により明らかになるであろう
スーパーアウトバーストの全容について報告する。
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% 本文終了
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\end{document}
% EOF
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