GW Lib UG: N: 9.0-18.5p 1983年8月10日に9等の新星としてチリのGonzalezにより発見された。この星につ いては「変光星」No.109に加藤氏の解説がある。その後Duerbeckのスペクト ルを入手したので紹介しておく。スペクトルは増光2年以内に撮られたもので通常 のnovaならば nebular phaseであり、禁制線が見えるはずなのにこの星は弱い連 続光の上に強い水素の輝線と弱いヘリウムの輝線が見え、広く浅い水素の吸収線が 見られる。これは極小のUGのスペクトルである。一部のNLに見られるようなhigh excited linesも見られない。南に低く星図も良くないが今後も注目していただき たい。最近の観測では16.60V(思ったより明るい?)、B-V=0.00ぶ-R=-0.15と測定 されている。