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EX Hya
EX Hya NLDQ+E+UG(SU) 9.6-14.1v
1987年5月に9等台に達するnormal-maxが観測された。天気がよいと極小が良
く見えます。
国内ではあまりまともな増光がみられていません(すくなくとも10等で見た人は
いないのではないでしょうか)。昔は増光は1年に一回ぐらいと言われていました
が、実際にはかなり多いようです。例えばIBVS3037によれば南半球の観測
で、JD2446640 に 9.8等、2446648 に10.4等の増光がみられており、まるでYZ Cnc
なみです。この増光からの減光パターンや増光周期はこの軌道周期のUGSUから
推定されるものに一致するのですが、いつもこう高頻度で増光するわけではありま
せん。おそらくintermediate polar = DQ Her typeであるためdisc instabilityが
生じる時とそうでない時期があるのでしょう。これらの極大時のhigh-speed
photometry の結果あまりはっきりした食は認められなかったと書いてあります。
我々が Bulletin に発表した食は、増光がかなり落ち着いてから観測されたもので、
矛盾はしないと思われます(と弁解する)。最近でも複数の観測者から時々明るい
との報告(主に12等台)があります。humpでないことを確認するためそういう晩は
もう一度観測しておいて下さい。(増光途中かも知れませんよ)
DQ Herタイプの変光による極大要素は以下の通り。
Max HJD = 2437699.8899 + 0.046546534 * E - 0.98 * 10**-12 * E**2
accretion により白色わい星がspin-up しているのがよく分かります。