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V793 Cyg
V793 Cyg (=VV62)
V792 Cygのごく近くにあり、同時に観測するとよい。導入も容易である。だだし
V792 Cygとは対照的に増光は少なく、確かな増光はグラフに示せないほどしかない。
発見文献による増光記録は以下の通り。
JD mpg duration
2429107 15.1 isolated plate
33330 14.8(331) >2
33717 14.5 two plates
33739 15.9 33717の増光の続き? 減光がとらえられていて平均
スピードは0.33mag/day となる。
34736 14.9 two plates
34975 15.5 >2
35788 14.4 two plates
35809-814 15.4 33739と同様。減光スピード0.30mag/day
33739 と35809-814 の増光はその約20日前の増光の続きである可能性はあるが、
途中の観測がないため詳細は不明である。そのような長い極大が特徴的であるのか
それともdouble maximumであるのか観測にて明らかにしたい。Vatican 天文台の観
測では極小光度は比較星lよりもはるかに暗く、18.5等以下である。
15等より明るい期間は全体の7%というデータがある。減光過程は良く追跡されて
おり、これがこの星について典型的なのであれば比較的長い軌道周期(おそらく4
時間台)のUGSSのようである。