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[vsolj-alert 201] Bright outburst of TX Tri
- Date: Sun, 4 Oct 1998 13:02:45 +0900 (JST)
- To: vsolj-alert@ooruri.kusastro.kyoto-u.ac.jp
- From: Taichi Kato <tkato@kusastro.kyoto-u.ac.jp>
- Subject: [vsolj-alert 201] Bright outburst of TX Tri
- Sender: owner-vsolj-alert@ooruri.kusastro.kyoto-u.ac.jp
Bright outburst of TX Tri
種類不明の矮新星TX Triが観測開始以来と思われる明るいアウトバーストを起こ
しています。観測が望まれます。
The dwarf nova TX Tri is reported to be undergoing a bright outburst.
YYMMDD(UT) mag observer
980920.000 <145 (T. Kinnunen)
980921.058 <152 (G. Poyner)
980921.869 <146 (T. Kinnunen)
980922.850 <146 (T. Kinnunen)
980924.910 <146 (T. Kinnunen)
980925.860 <146 (T. Kinnunen)
980929.850 <146 (T. Kinnunen)
981001.100 140 (T. Kinnunen)
981001.840 138 (T. Kinnunen)
The dwarf nova was intensively monitored by M. Iida using CCD in 1995-
1996. The object then showed low-amplitude outburst-like behavior,
ranging mag 16.2-18.3. The present outburst, exceptionally bright one,
deserves attention. Time-resolved phptometry, spectroscopic follow-up
observations are encouraged.
Regards,
Taichi Kato
国内では 1995-1996年に飯田氏がCCDで観測を行い小さい振幅のアウトバー
ストとみられる現象を捉えていますが、このように明るいアウトバーストが記
録にありません。唯一の明るいアウトバーストの可能性のある記録は以下の通
りです(この数字が正しければこの天体の記録更新です)。
941108.424 <146 (S. Takahashi)
941108.601 <146 (M. Moriyama)
941111.499 133 (S. Takahashi)
941120.387 <139 (S. Takahashi)
941123.456 <146 (S. Takahashi)
日本変光星研究会:激変星資料集では以下の通りです。
TX Tri
TW Triと同じく Kurochkinが発見した(=SVS2289)。M33より60'の
所にある。典型的な周期は70日としている。以下に増光リストを示す。
JD mpg
2436072-078 15.0-15.1
36632 14.9
40118 14.0
41948-951 15.0-15.4
42359-364 15.0-15.2
42685-693 14.0-15.0
43040 15.2
43395-398 15.0-15.6
43463 14.7
43760-765 13.6-14.1
発見者は極小時に1等程の変動が見られると言っている。一方 Sonnebergの
Richterは紫外過剰の認められる変光星(17.1−18.2)として独立に発見した
(=S10830)。最初はクエーサーであると考えていたが、スペクトル観測
の結果激変星であることが判明した。上のJD2441948 に相当する極大を観測して
おり、次の色指数を得ている。
minimum maximum
U-B -0.5 -1.0:
B-V +0.3
V-R +0.9
またスペクトル観測も行われ、UG型の減光途中に典型的な吸収線から輝線への
変化がとらえられている。興味ある点は、バルマー輝線の他に他のUG型ではあ
まり見られないHeI、HeIIの輝線が認められ、Richter はかなり進化した系
なのではないか(WZ Sgeのような)と言っている。過去の Sonnebergプレートの
調査では14等より明るい像は見られないとのことである。(実際には増光頻度は
かなり高いようなので、Sonneberg の極限等級があまり良くないのであろう。)
極大光度の変化も大きく、UGSUも否定できない(というよりUGSSあるい
はUGZという積極的なデータがない)。スペクトル観測の結果からは軌道周期
は比較的短そうである。
チャートはVSNET/CHTとも用意されています。
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