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[vsolj-alert 123] Re: Variable star near NGC 4013 = SN1989Z?



山岡@九大理 です。

>115831.0 +435650 (2000.0) CfA_N4013 v=835km/s Bmag=12.43
>115831.6 +435647 (2000.0) RC3_NGC4013 PGC37691 .S..3./ BT=12.19
>115832.0 +435658 (2000.0) SN1989Z G N4013 10E 4N - - - M.Shaw
>
>  視線速度は 835km/s となっていますが、もし超新星が本当に出たとすると何等
> が期待できるのでしょう?>山岡さん

距離ですが、Turry CatalogではほぼM87と同じ(m-Mで0.02等だけ遠い)となっ
てますね。だからIaで12等台前半程度、その他で2等プラスというとこでしょ
うか。

この星は、redshiftがnegligibleなことから、確実にforeground variableで
すね。

1989Zについてですが、IAUC 5162によると、1989年12月30.6日UTに撮影された
Kバンド(2.2μ)の画像で見つかったもので、当時は銀河の核より0.03等明るかっ
たということです。IAUC 5162は1991年1月11日発行なので、ちょうど一年くら
い経ってますね。この時はもちろんスペクトル等の観測はないはずです。
NGC 4013は赤外ではかなり明るいみたいで、Turry catalogでの1.6μで8.48等
(readmeに書いてあることがよくわからないんですが)、RC3のmFIRで10.90等と
か書いてあります。この銀河はIRAS11559+4413という名前もあるから、IRでの
明るさのdataも他にあるでしょう。

U Gem型やその他のcataclysmic variableだとして、
・スペクトルはA型の恒星みたいに見えるものなんでしょうか?
・赤外で明るく見えるものなんでしょうか?
というあたりを解説していただけませんでしょうか > 加藤さん

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