山岡@九大理 です。 IAUC6795によると、富山の青木さんがまたまた新超新星を発見されました。 位置は11時54分59.98秒、+58度29分26.4秒(2000年分点)で、母銀河中心の10度 西、10度南だそうです。 発見は12月23日で、当時はフィルターなしのCCD等級で16.5等とあります。11 月までの画像にはその位置に天体はなく、12月5日の画像にはもしかすると暗 い点が写っているかも、という程度ということです。 母銀河はNGC3963で、H_0=75km/s/Mpcとした時の距離は44Mpcほどで、先のSN 1997egよりもこころもち遠い銀河です。極大等級は、Ia型なら14等台前半、 II型等なら16等程度でしょう。スペクトルや型の報告はありませんでした。 分光に負けず劣らず、測光観測も重要です。観測可能な方がいらっしゃいまし たら是非注目してみてください。 九州大学(六本松地区)理学部物理学教室 山岡 均 〒810-8560 福岡市中央区六本松4-2-1 yamaoka@rc.kyushu-u.ac.jp