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[vsnet-j 1193] Re: Kyoto slew survey
- Date: Thu, 10 May 2001 16:59:56 +0900 (JST)
- To: vsnet-j
- From: Taichi Kato <tkato>
- Subject: [vsnet-j 1193] Re: Kyoto slew survey
- Sender: owner-vsnet-j@kusastro.kyoto-u.ac.jp
Re: [vsnet-j 1192] Re: Kyoto slew survey
> レデューサーはF値を変更するだけが本来の目的なので、分光特性もそう変化
> するはずはない、と思うのですが、基本的にレンズなので、変わってしまうの
> だと判断しています。
普通の光学ガラスを使っているならば、U-band などには影響が出やすいですが、
それ以外の波長では一般にそう大きな吸収がないのが普通ですね。
> 逆に、反射望遠鏡の場合は、鏡面での反射で分光特性が変わってしまうことは、
> 現実には無視できる範囲内である、と思っています。
これはまたどうして?
> > 60% と 50% ならば、等級に直せば 0.2等の違いに相当しますから、これは見逃せ
> > ない要因になるのではないかと思います。
>
> MISAO的には無視できる範囲内です (^^;
>
> という理由はいろいろありますが、
>
> ・星の光は特定の波長だけでないので、全体としてはそう差が生じない。
ABG か non-ABG かで、赤外カットの重要度が違ってくるとか、割とよく聞く話
ですね。おそらく目でみてわかるぐらいの違いが生じるのでしょう。
特に赤い星では、ほとんど赤外に近いところしか出していない場合もあるので、
この違いがもろに効いてくる場合もあるかも知れません。
> ・MISAOでは撮影時の天候や高度等の情報を考慮していない。よって、それら
> と同等の影響を与える要因は無視する。
それならば、それこそ reducer とか補正版とかは無視できるんじゃないかなあ。
#透過系を気にするのであれば、chip だけでなく、CCDの窓に何を使っているかとか
#コーティングの種類とか、他にもいっぱい気にしなくてはいけない事項があるで
#しょう。
正確な手法で変換係数を求めてみて、何が効いているのか見極めることがいず
れにしても大切ですね。反射・屈折による違い、とか reducer の効果、とか
仮説を立てるのはよいですが、それを検証することなく(あるいは検証方法が
正しいか確認することなく)話を進めてゆくのはあまり科学的じゃありませんね。
逆にいえば、「変換係数を求めること」「変換係数を用いて目的のCCDに合わせ
たシステムを設定すること」「そのシステムでの光度を求めること」が整合性
を持って行われていない(としか思えない)ようなデータでは、いくら数字を
発表しても、そもそもデータの信頼性すら疑われることになりえます。