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[vsnet-j 380] PIXY System 2 released.



吉田誠一です。

# misao-j へ投稿したものです。

本日、PIXYシステム2の最新版をリリースしました。

と言いましても、今回のバージョンアップは、ユーザの方にとってはあまり変
化がありません。

当面の目標である、MISAOプロジェクトの全作業のPIXY 2移行を目指して、第
1段階で必要としていた、

    ・画像情報データベース、同定用カタログデータベース、光度データベー
      スの管理システム
    ・同定用カタログデータベースからの変光星同定機能
    ・検査結果XMLファイルからの変光星捜索機能

等の開発が一段落したため、取り敢えずパッケージとしてまとめたものです。

内部的には、クラスファイルがまた2桁のオーダーで増えたり、データベース
関連でXML定義が増えたりしているので、

  http://vsnet.aerith.net/misao/pixy/doc/index.html
  http://vsnet.aerith.net/misao/pixy/xml-j.html

などのページも更新しました。

同じ場所を撮影した複数の画像がある時、それらをPIXYシステム2で検査し、
XMLに結果を保存しておいてから、DOSプロンプト等で

  java net.aerith.misao.pixy.Main -survey foo1.xml foo2.xml foo3.xml

等とすると、変光星捜索を実行することができます。見つかった変光星候補の
データは画面に表示され、かつ、thumbnail フォルダに確認用のサムネイル画
像が作成されます。

オプションに「-limiting-mag 15.0」と加えると、極大光度が15.0等より明る
いものしか表示しなくなります。

オプションに「-threshold 1.0」と加えると、光度差が1.0等以上のものしか
表示しなくなります。

機能的にはもっとたくさん条件を指定できるのですが、取り敢えずオプション
ではこれだけに限っています。

この変光星捜索機能は、将来の利用形態を考えて、指定されたXMLファイルか
ら一時データベースを構築し、データベースに対して検索を行うようになって
います。何も指定しないと、一時データベースがハードディスク上に作成され
ますが、オプションに「-memory-database -memory-xml」を加えると、メモリ
上に一時データベースを構築するようになります。

こちらのマシンで実験すると、星数5000個の2枚の画像の検査結果では、ディ
スクを使うと17分かかりますが、メモリを使うと4分かかります。星数1000個
くらいの場合は、それぞれ約4分の1になります。

# メモリを使った場合の4分のうち、最初の1分は2つのXMLファイルを開く時
   間で、最後の1分はサムネイル画像を作成する時間ですので、実際にデータ
   ベースを構築して検索をしている時間は、2分ほどでした。

ほとんどの方にとってはどうでも良いことですが、データベースがハードディ
スクにあるかメモリにあるかを、アプリケーションやデータベース管理システ
ムの層ではまったく意識しなくて良いようにしています。直接ファイルを開い
たり、1要素を取り出したりするような、一番下位の層だけ、ハードディスク
版とメモリ版で作り分けをしています。

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吉田 誠一 / Seiichi Yoshida
comet@aerith.net
http://vsnet.aerith.net/index-j.html