[Message Prev][Message Next][Thread Prev][Thread Next][Message Index][Thread Index]
[vsnet-j 231] Re: CCD vs visual observations
- Date: Fri, 17 Nov 2000 21:53:05 +0900 (JST)
- To: vsnet-j
- From: Taichi Kato <tkato>
- Subject: [vsnet-j 231] Re: CCD vs visual observations
- Sender: owner-vsnet-j@kusastro.kyoto-u.ac.jp
Re: [vsnet-j 224] Re: CCD vs visual observations
> 僕の立場としては、どちらの過激な立場でもないです。あくまでも、共存できる状況
> を望んでいますね。現状をどうすればいいかと将来をどうなるか?というのを分けて
> 議論したほうが良いように思います。現状認識と将来展望と混じってしまえば議論は
> 混乱をきたします。
個人的にどっちに属するか、というのはさて置いても(ぼく自身もVSNETでは相
当の眼視支持派とみられていると思うけど)、現状認識は大事だと思います。
少なくとも一部の人たちが「眼視観測を捨てよう」論を出してきていること、
それに対しての雰囲気がだいぶ変わってきていることは、紛れもない現状として
認識しなければならないのだと思います。「プロがアマチュアの趣味に口出しす
るな」という考えもあるかも知れませんが、このような形で、複数のプロの側か
ら積極的なアプローチがあったのは、あまり記憶がないです。それだけ要請が高
まっているのか、"variable star gap" という表現にあるように、もしかすると
「変光星観測」という特別なグループの人が、他分野の方がしびれを切らすほど
の不思議な集団として映っているのかも知れません。自分たちが現在行っている
ことだけが「現状」なのではなく、外部との関わりも含めてはじめて「現状認識」
が成り立つのだと思いますよ。
ということで、だれそれの言い方は強引すぎる、とか、どのようにすべきだ、と
言ってみても(個人攻撃としてならばともかく -- それであればこっちでなく
AAVSO discussionで発言すればよいことであって)始まらないわけで、なぜその
ような発言が相次いでいるのか、またなぜ容認ムードなのか、その背景を分析す
ることこそより重要でしょう(ずっとそれをやってきているつもりなんだけど)。
例えば Skiff がアマチュアのことをよく考えていないからそういう発言が出る
のか(それならばまあ気にしなければよいだけかも知れませんが)、いやそうで
はないのか、なんてことも考えられると思いますが、背景を分析することなく思
考停止に陥っちゃっては、それこそ意義の薄い議論になってしまいかねないでし
ょう。分析した上で、もし次の時代に向かって考えることがあれば参考にしてゆ
けばよいだろうし。
> 科学的価値から言えば眼視は精度や再測定できないなどあるし、低いというのはわ
> かるけど、だからといって、眼視なんて止めちまえなら、強引過ぎますね。
「眼視なんて止めちまえ」という立場の人もいないではないけど、どちらかと言
えば、CCDに切り替えようとすればいつでもできそうな人がいつまでも眼視にこ
だわっていたり、あるいは指導的立場にある人がいつまでも眼視を対象に物事を
考えてたりすることに対してなされたような印象を受けます(という感じのこと
は前にも書きましたが)。だが、AAVSO discussionの読者は大半が眼視観測者で
ビギナーも多いことだろうから、そういう中でその発言が行われたことは、その
ような観測者にとっても一定の意識改革を願ったものだろう、という気も十分に
するんですね。表現は過激なものも含まれていたかも知れないけど、mailing list
のような「誰でも比較的気軽に物が書ける」場でそのような議論が進められてい
ることに特にあからさまに介入しないことで、AAVSO のスタッフも「穏やかな改
革」を望んでいるのかも知れない、ということもあり得ますね。
tkato