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[vsnet-j 8] 1432-0033: new UGSU+E



1432-0033: new UGSU+E

 前々からHT Casに似ているのでは、と言われていた天体ですが、食を示すUGSU型
 らしい(現在スーパーアウトバースト中ですが、15等ぐらい)ことが判明しまし
 た。今回も観測が望まれますが、次によい条件で増光が観測された場合には絶好
 のターゲットになりそうです。スーパーアウトバーストで14等ぐらいです。

 位置は以下の通り

  14 35 00.08, -00 46 06.0 (J2000.0, vsnet-alert 2966, precessed)
  14 35 00.14, -00 46 07.0 (J2000.0, vsnet-alert 5044, DWS)

 食の周期は 0.0726 d とのことです (vsnet-alert 5052)

 「激変星資料集」にある資料です:

920730
QSOサーベイからの激変星候補

  C. Berg et al. (Astrophys. J. Sup. 78, 409, 1992) のQSOサーベイの
副産物として得られたcomposite spectral objects, emission objects,
cataclysmic variablesの表です。

  object      RA  (1950) Decl    spec       B
0025-0026  002516.20  -002659.4  sd+dM    18.3
1144+0111  114400.09  +011150.1  DA+dMe   18.3
1216+1628  121656.02  +162840.8  sd+dM    18.1
1218+1140  121838.75  +114046.5  emission 18.2
1231+1333  123157.74  +133330.4  DAe      18.4
1232+1335  123227.86  +133534.6  DA+dM    16.8
1234+1642  123421.63  +164246.0  sd+dM    18.4
1320-0239  132037.73  -023917.9  sd+dM    18.0
1327-0242  132702.16  -024233.4  DA+dM    18.3
1432-0033  143225.88  -003300.9  CV       18.5
1440-0231  144059.33  -023111.9  DA+dMe   16.7
2236+0052  223610.47  +005242.7  CV       18.5
2348+0232  234831.85  +023234.6  emission 18.1


CVとあるもののスペクトルを見ると、うむ強い輝線が見えて確かにCVだ。
特に1432-0033はバルマー輝線が分裂していて、軌道傾斜が大きそうです。著者は
HT CasやU Gemに似ていると書いています。2236+0052(これからの季節観測しや
すそう!)も輝線が強くどちらもUG型のように見えます。極大は眼視観測でも
多分引っかかるでしょう。