7月20日より8月31日までおこなっていました「たて座Rキャン ペーン」ですが、おかげさまで41名の方から223目測の観測デ ータをいただき終了することができました。 当初は8月初旬に主極小が来るものと予想し、8等は無理でも 7等程度の減光は見られるだろうと期待していたのですが、見事 に予想をはずされ、6等の副極小程度の減光に終わってしまいま した。予想外の展開で観測された皆さんも事務局もR Sctに振り 回された感じでしたが、これもまたR Sctらしい振る舞いと言うこと で、良かったのではないかと思っています。 またこの後どのように推移するか、変光幅の狭い停滞期に入っ ていくのか、それとも主極小と副極小の順番が入れ替わるのか、 以外と何事もなかったかのように元の規則的な変光に戻るのか この辺りも大変に興味深いところです。 このR Sctのキャンペーンの報告書が完成しました。B5、26ペー ジで、東北大学の竹内峯先生によるR Sctの光度曲線の変化 についての解説や、佐久間精一さんによるR Sctの発見者のピゴ ットの話、また参加者の感想など盛りだくさんの内容です。ご希望 の方は郵便切手160円を同封の上、高橋(〒522-0341滋賀県 犬上郡多賀町多賀283-1 ダイニックアストロパーク天究館 たて 座Rキャンペーン係)までご請求ください。 日本変光星研究会 たて座Rキャンペーン事務局 高橋 進
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