On Wednesday, May 7, 2003, at 06:22 PM, Taichi Kato wrote: > >> それが、本当なら、激しく問題なのですが。 >> わたしも手もとに、AIP4WINがあるので、後で、検証してみます。 > > よろしくお願いします。 さて、試してみました。 http://vsnet.willbell.com/aip4win/AIP.htm から、パッチを落としてバージョン1.4.21 > >> ばらつきが少なくなりますが、それより表示されている画像のゲイン?等を変えてゆくと >> ばらつきが少ない測光結果がえられます > > それが、本当なら、激しく問題なのですが。 > わたしも手もとに、AIP4WINがあるので、後で、検証してみます。 さて、まず、こちらは再現できませんでした。 表示のコントラストやガンマ値を変えて測ってみましたが、値は一定でした。 > 一つ考えられるのは、連続画像の測光の場合、前の画像を何らかの形で reference > として(位置情報が最も考えやすいが、他の可能性もあり)次の画像を解析し > ていて、一度変わった結果が出るとその尾を引いてしまう(つまり個々画像の > 独立した解析になってなくて、なんらかの系統的な bias がかかっている) > 可能性があるのではないかと若干気になっています。 連続測光の際、レファレンスにする1枚目の画像で、比較星(C)、目的星(V)、チェック星(K)を指定してから、 連続した画像で、(ガイドミスその他で、画像ごとに位置が微妙に異なるのに対応するために、)1枚1枚、C、V、Kの星の重心を求め直して、 アパチャを当て直してくれるのですが、 この辺りで、重心決めの精度が悪いと影響が出そうだと思ったのですがいかがでしょう。 ちなみに、試しに使ったV2051 Ophの画像では、trackに失敗してよく、星を見失っていました。 #この重心決めがうまく行っているかどうか確認しようにも、書き出してくれる結果ファイルに重心の測定値がありません!? #表示の切り替えが早く、確認が難しい上に、後から確認し直せません。仕様として、ちょっと、不備です。 #案外、異常値は、星を見失っているだけかもしれません。 ちなみに、「C track」「C offset」「CVK independently」という3つのモードが選べます。 C track,とCVK independently は、CVK全てについて重心を求めなしてくれますが、 C offsetは、Cについてのみになっています。(V、Kは、Cのoffsetを元にアパチャをあてる。) デフォルトは、C track C track, CVK independentlyとも、重心を求め直すのだから、差がなさそうなのですが、わざわざ別にあるのはよくわかりません。 というわけで、こちらも確証的なことは分かりませんでした。 ところで、久しぶりに立ち上げてみたAIP4WINですが、どうも、使い勝手がよくありません。 利用者が多い、価格が安い、将来性から、人に紹介することも多かったのですが、 改めて使ってみての感想は、「使えない」でした。 最大の問題点は、(何かが根本的に間違っていると思われるくらい)、画像の表示がきたない+調整がしづらいことで、 暗い星だと、目的の星を同定するのに苦労します。 なんで、今まで問題になっていないか不思議です。 #欧米の観測者の多くは、空が暗くて、きれいな画像ばかり扱っているので不便を感じていないのかもしれません。 #それとも、日本版のWindows特有の問題だったりして? mei/neko
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