Re: [vsnet-j 2739] Re:vsolj-news 103:ASAS-3 survey > ASAS-3自動サーベイ望遠鏡はすごいですね。 > 今朝2時過ぎまで、いて座付近のRCBを観測していたのですが、 > すべてASAS-3の範囲内です。観測頻度も勝てません。 いろいろ眺めていて、特に南天の RCB stars はそんな気がしました。極大期の 脈動がしっかり受かっているものもかなりありました。 SR とか、IRAS天体の変光確認などにはものすごく強力そうです。 > ここ1年、測光もしていないので、観測結果を発表していませんが、 > ASAS-3がある限り、観測方針を変更しなければいけませんね。 > GAIAが上がるまでは有効な観測と思っていたのですが、 > 非常にショックです。 しかし、ASAS-3 で観測を残しても ASAS グループで論文にするのは不可能で しょうから、そこで ASAS data と合わせて解析して発表する、というのが (スパンも稼げますし)よいのではないかと思います。しかし、誰でも同じ研究 が原理的に可能になるのは、ある意味で大変ですね。 いずれは必ず実現するとは思っていましたが... 等級的にもリアルタイム性 でもヒッパルコスのインパクトの比ではありませんね。 ふと考えたのですが、変光星分野でこういうインパクトがこれまで何度かあって、 それで観測する気がなくなった人も、新しい応用をみつけた人もいろいろあった のが歴史の現実ではないかと思います。 1989ぐらい? IRASカタログの発表 -> ミラ型星は全部見つかる!! の衝撃 1990ごろ GSC のリリース -> いつも見ている星より暗いのがいとも簡単に パソコン画面に表示される! 2003 ASAS-3の本格運用 -> GSCなみの極限等級で変光星がリアルタイム で報告される! 1990年代は CCDの普及と、海外情報が即時で入る変化の時代だったでしょうか。 tkato
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