Re: [vsnet-j 2735] ASAS survey (表題を変えました) > しかし、晴れていない時も多いですね。連続する時は連続していますが、間が > 空くときは思いっきり空いている時もありました。 設置場所は世界有数の観測適地でしょうから、1地点でカバーできる観測効率 では、ほとんど上限近いところがいずれは達成されるかも知れませんね。機器 トラブルとかで観測できない時もあるのでしょうが。 > あと、あまり低空になっていなくても、夕方や明け方だと観測されていないみ > たいです。 この辺は運用次第、というところなのでしょうか。そのあたりも観測して領域 を広げるか、観測間隔を優先するか、というところになるのでしょうか。 > 適当な位置を入れると、ある1夜だけ光度が得られた、というようなデータが > 見つかることがありました。その感じだと、突発増光した天体を、最初の夜で > ピックアップしようとすると、大量の false alarm に悩まされそうな感じで > した。但し、今回の新星のように、数夜連続で写るようになったりした時点で > ピックアップすれば、発見はできそうです。 いくつか「あれ?」というデータがあって、古い方は画像も見られるのでチェ ックしてみたところ、星野がかなり違っているようにみえて、おそらくマッチ ングミスではないかと思われます。これはソフト側の問題でしょうから、本気 で突発天体を探すとなると徐々に改善されるのではないかと思います。 現時点でのユーザーとしては、この種類の誤情報を適切に見抜く必要があるの でしょうね(近くの星を入れてみて同定が正しくなされているか調べるなど)。 > 但し、公開されているサービスではなく、ASASのデータを直接触れないと、 > ちょっと難しそうな印象でした。そういう意味では、SOHO/SWANにはならない > かも。。。 画像は量が巨大だから少なくとも当面は無理でしょうね。何か間引いた形で公開 されるようになる可能性はあるかも知れませんが。今のところ、既知天体やカタ ログ情報などをもとに、「うまく狙いを絞って情報を引き当てる」という応用が ベストでしょうか。 > MISAOをやっている感触だと、アマチュアがCCDで変光星を探した場合、ASASの > 極限等級よりも暗い星が多く発見されますので、新変光星サーベイという観点 > では、今後も住み分けができそうです。 > > そもそも、OGLE2 と MisV とでも、重ならない変光星があるようですので、新 > 変光星さがしで、アマチュアの出番が無くなるのは、当分は先のようです。 ASASの機材は小さいものですから、ある程度以上の機材で深い観測の場合は、 ASASは当然越えるでしょう。ただし、眼視観測・写真観測の限界とはほとんど 変わらないので、眼視・写真の対象(特に赤道以南)はかなり影響を受けるか と思います。眼視・写真でIRAS天体などから「変光の可能性のある星」を調査 するのは、南天のASASの領域では役割を終えたのかも知れません。観測頻度や 精度の点では従来の観測方法では太刀打ちできないでしょう。 #後はいかに解析して、早く成果として公表するか、の方がより大きな問題になる #かも知れませんが...。ASASのデータを解析して変光要素を求めた(あるいは新 #変光星を見つけた)、などの場合は、論文で発表するよりも vsnet-gcvs, #vsnet-newvar あたりに投げていただければ、GCVSでも採用されるでしょうし、 #手っ取り早く、より有効な活用に結び付くかも知れません。 あと、ASAS は I-band もやっているはずですので、こちらはより暗い赤色変光 星を捕まえているかも知れません。 ASAS はいつまで続くのでしょうね? 永久にということはないでしょうから、 眼視・写真が(現在ASASの見ているような天体で)主役になる時期もまたやって くるとは思いますが、世界の趨勢をみていると、その時に眼視観測の伝統を維持 できているのか若干不安にも思います。#無形文化財みたいになってたりして... (あるいは、ASASが終わった後も、CCDで同様の観測を引き継ぐのか?) tkato
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