吉田誠一です。 加藤さん [vsnet-j 2731]: > 晴れていれば、1.5-2日で全天(観測できる空の意味でしょう)がカバーできる > みたいです。ROTSE も同じような仕様でしたが、こちらは解析が遅かったので、 しかし、晴れていない時も多いですね。連続する時は連続していますが、間が 空くときは思いっきり空いている時もありました。 あと、あまり低空になっていなくても、夕方や明け方だと観測されていないみ たいです。 > 新星捜索は・・聞いてはいませんが、多分やるんでしょうね。少しデータがたま > れば新しい星を見つけるのは比較的簡単にできそう。 適当な位置を入れると、ある1夜だけ光度が得られた、というようなデータが 見つかることがありました。その感じだと、突発増光した天体を、最初の夜で ピックアップしようとすると、大量の false alarm に悩まされそうな感じで した。但し、今回の新星のように、数夜連続で写るようになったりした時点で ピックアップすれば、発見はできそうです。 但し、公開されているサービスではなく、ASASのデータを直接触れないと、 ちょっと難しそうな印象でした。そういう意味では、SOHO/SWANにはならない かも。。。 > 新変光星探索はやるのかな、というかすでに主目的でやっていますね。速報的 > にはまだ出してはいないのと、数が多いので特異天体などを見つけたりはして > いないようですが。 MISAOをやっている感触だと、アマチュアがCCDで変光星を探した場合、ASASの 極限等級よりも暗い星が多く発見されますので、新変光星サーベイという観点 では、今後も住み分けができそうです。 そもそも、OGLE2 と MisV とでも、重ならない変光星があるようですので、新 変光星さがしで、アマチュアの出番が無くなるのは、当分は先のようです。 -- 吉田 誠一 / Seiichi Yoshida comet@aerith.net http://vsnet.aerith.net/index-j.html
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