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[vsnet-j 2386] Re: 極超新星の読み方



山岡@九大理 です。

>極超新星の読み方って、「ごくちょうしんせい」でいいのでしょうか?

「きょくちょうしんせい」です。

#内輪で決めました(^^;)。

>また、エネルギーは、どのくらい?

ええと、どのエネルギーでしょうか? 爆発的に膨張しているガスの運動(力学
的)エネルギーでしたら、数〜十数 × 10^51 ergくらいです。通常の超新星で
は、この運動エネルギーが1×10^51 erg程度で、それよりも格段に大きいのが
「極超新星」の定義です。

>クエーサーなどと比べて、どちらがエネルギーが大きいのでしょう?
>#銀河核と同じ位の明るさになるやつもあるから、可視光に限れば、とんと
>んなのかなとか思いますが、自信無しです。

とすると光度かな。極超新星の光度は、通常の重力崩壊型超新星くらいのもの
から、核爆発型(Ia型)超新星を越えるほどにまで広く分布します。絶対等級で
言うと-17〜-20くらい。-21と言う人もいる。

クエーサーだと、そうだな一声、絶対等級で-23等とか。もっと明るいものも
あります。

>宇宙で一番大きなエネルギーの大きな現象って何でしょう?

ビッグバンでしょう……と言おうとしたら、

> ビッグバンのエネルギーってどれぐらいなんでしょう? 10^xx erg とか書
>けるのかな?

書けるわけないじゃん(体積が不明だから)。こういう時は、単位体積あたりの
エネルギーを言うか、もしくは温度で表わしますよね。で、プランク時間のこ
ろの温度が……調べてください、誰か(^^;)。

			九州大学(六本松地区)理学部物理学教室  山岡  均
			〒810-8560 福岡市中央区六本松4-2-1
			yamaoka@rc.kyushu-u.ac.jp

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