吉田誠一です。 > 佐野さんからお送り頂いた、2002年7月9日撮影の V4641 Sgr の画像を、PIXY > System 2 で自動測光しました。 光度グラフも作成してみました。 http://vsnet.aerith.net/tmp/sano-graph.gif に置きました。 > 取り敢えず、256x256の画像888枚の測定結果だけ、お送り致します。 書き忘れてしまいましたが、888枚のうち、19枚は星図とのマッチングに失敗 してしまいました。そのため、報告した光度は、888-19=869枚分となっており ます。 測定できなかった画像: 20h31m31s-21h17m52s-5sec 2×2 300/255.ST9 20h31m31s-21h17m52s-5sec 2×2 300/292.ST9 21h21m06s-22h07m20s-5sec 2×2 300/393.ST9 21h21m06s-22h07m20s-5sec 2×2 300/394.ST9 21h21m06s-22h07m20s-5sec 2×2 300/395.ST9 21h21m06s-22h07m20s-5sec 2×2 300/427.ST9 21h21m06s-22h07m20s-5sec 2×2 300/491.ST9 21h21m06s-22h07m20s-5sec 2×2 300/525.ST9 21h21m06s-22h07m20s-5sec 2×2 300/559.ST9 21h21m06s-22h07m20s-5sec 2×2 300/561.ST9 21h21m06s-22h07m20s-5sec 2×2 300/562.ST9 22h25m34s-22h56m22s-5sec 2×2 200/738.ST9 22h25m34s-22h56m22s-5sec 2×2 200/740.ST9 22h25m34s-22h56m22s-5sec 2×2 200/743.ST9 22h25m34s-22h56m22s-5sec 2×2 200/775.ST9 22h25m34s-22h56m22s-5sec 2×2 200/835.ST9 22h25m34s-22h56m22s-5sec 2×2 200/836.ST9 22h25m34s-22h56m22s-5sec 2×2 200/837.ST9 22h25m34s-22h56m22s-5sec 2×2 200/840.ST9 また、ご報告した光度データの1箇所に誤りがありました。検証のために載せ ました GM Sgr (と思われる星)の光度のうち、139番目のデータが誤ってい ました。 # V4641 Sgr 自身の光度には、誤りはありません。 誤:20020709.87014,13.94,8.71,9.13,9.66,13.63,0.05 正:20020709.87014,13.94,8.71,9.13,9.66,13.86,0.05 に訂正致します。 誤りの理由は、この USNO-A2.0 0600.32219959 という星と、GM Sgr の星のカ タログ位置が、意外と大きくずれているためです。そのため、この1枚だけ、 PIXYは別の星の方が GM Sgr である、と判定してしまっていました。 もしかしたら、この星は GM Sgr ではないかもしれません。 佐野さん [vsnet-j 2209]: > > このうち、128x128の小さい画像は、画像サイズが小さすぎて、現在のPIXY 2 > > ではマッチングに失敗してしまいました。ちょっと改良しないと、測定できま > > せん。 > > お知らせするの忘れていましたすいません^^;、3×3にて撮像し短時間 > 変動もと思い撮像したものですが、シンチレーションの影響が多く、こちらで > もまだ測定していません、もし結果でましたら今後の参考になりそうです。 こちらでも、128x128の画像が検査できるように、ちょっとPIXYを改良してみ るつもりです。うまくいくかどうかは分かりませんが、来週には結果をお知ら せできると思います。 今後も、晴れたらまた撮影されることと思いますが、またお送り頂いても結構 ですよ。また測定してみますので。 良い機会ですので、私としても、time series 画像から、ある特定の星の光度 だけを(今よりも更に)高速に測定する、新しい機能を、PIXYに追加してみよ うかと、思い始めているところです。 -- 吉田 誠一 / Seiichi Yoshida comet@aerith.net http://vsnet.aerith.net/index-j.html