こんにちは。 In message "[vsnet-j 1670] Re: 1RXS J232953.9+062814", Taichi Kato wrote... > 普通、水素の多い激変星では、最短軌道周期が存在します(これは伴星が低質量 > 星になって縮退が始まると、進化に伴って逆に半径が大きくなるため)。 > 一般には、この最短周期が1.3時間程度とされていて(しかし理論によってはも > っと短い周期を提唱しているものもある)、WZ Sge starsやER UMa starsがそれ > らの最短周期の天体ではないかと一般に考えられています。 > これより周期の短い激変星も存在しますが、それらは大抵ヘリウム激変星で、 > ヘリウム白色矮星を伴星に持つものです(AM CVn型)。ところが、1個だけ水素 > が多い V485 Cen という天体があり、進化的位置が謎となっていました。 > (この星が初めて紹介された時の、「観測が間違っているんじゃないの」的な国 > 際会議でのコメントが印象的でした) 問題は、今回検出されている短時間周期変動が、連星の公転運動を反映したものであるかですね。 視線速度変化の観測とかあるのでしょうか? その中国語の元文献とか? MEI/NEKO ---- Seiichiro Kiyota skiyota@nias.affrc.go.jp Laboratory of Stress Physiology National Insititute of Agrobiological Science Tel:81-298-38-8384 Fax:81-298-38-8347