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[vsnet-j 1651] ミラキャンペーン2001のご案内



 毎年恒例の「クリスマスにミラを見ようキャンペーン2001(略称「ミラ
キャンペーン2001」)のお知らせです。今年もぜひ多くの方に参加してい
ただきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。
 なお、このお知らせを複数受け取ることになる方も大勢いらしゃると思いま
すが、お許しください。
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     クリスマスにミラを見ようキャンペーン2001

 毎年恒例の「クリスマスにミラを見ようキャンペーン」も今年で4年目に
なりました。本来は地味な観測分野であると言われる変光星の観測がこのよ
うに多くの方に引き続き参加していただいているというのは、本当にありが
たいことです。今年もこれまで同様にミラの変光の様子をみんなでにぎやか
に楽しんでいきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 さて、みなさんはクリスマスツリーのてっぺんに付いている大きな星の正
体をご存じでしょうか。これは「ベツレヘムの星」と呼ばれ、イエス・キリ
ストが生まれた時に東方の三博士を、イエスが誕生したベツレヘムの馬小屋
に導いた星なのです。
 さらにこのベツレヘムの星の正体については、ハレー彗星だとか、金星や
木星が接近して輝いたからだとかいろいろな説が言われています。その中に
「くじら座の変光星ミラが明るく輝いたのがその正体ではないか」との説も
あります。変光星とは時と共にその明るさを変える星のことで、くじら座の
ミラは膨らんだり縮んだりするため明るさを大きく変える星なのです。明る
いときは2等星(北極星くらい)になることもありますし、暗くなると望遠
鏡を使ってもかすかにしか見えないくらいにもなります。いかにもベツレヘ
ムの星らしい不思議な星なのです。

 このミラの不思議な光度変化をみんなで観測していこうと、1998年に
第一回目の「クリスマスにミラを見ようキャンペーン」をおこないました。
この年には参加者43名で427目測と予想以上の成果を上げることができ
ました。さらに1999年・2000年と引き続き多くの方に変光星観測を
楽しんでいただくことができました。

 このミラの極大は今年は8月末と予想されており、その後はゆっくりと減
光していくと見られています。双眼鏡または望遠鏡が必要になりますが、日
毎に明るさを変えていくミラの様子はなかなか楽しいものです。初めての方
でも十分に楽しんでいただけることと思いますし、もちろん昨年参加された
方でもかまいません。この機会に一人でも多くの方に変光星の楽しさにふれ
ていただきたいと思います。
 下記の問い合わせ先に手紙かファックスまたはE-Mailでお問い合わせ下さ
い。折り返し「ミラ観測ハンドブック」をお送りします。そこに書いてある
とおりに観測をしていただき結果をご連絡下さい。みなさんからお送りいた
だいたデータよりミラの光度変化をグラフにします。その結果は観測いただ
いたみなさんにお知らせします。さらにキャンペーン終了後に報告書を作成
する予定です。(なお参加費用等はいっさい必要ありません)
 キャンペーン期間は11月1日より12月31日までです。お問い合わせは10月
よりお受けしております。どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。

 問い合わせ先:ダイニックアストロパ−ク天究館 ミラキャンペーン係
         〒522-0341 滋賀県犬上郡多賀町多賀283-1
          FAX 0749-48-2129 、
         E-Mail adress: HHF00200@nifty.ne.jp

  主催: 日本変光星研究会

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