大島誠人 様 > まず僕がネット環境があんまりないことは確かです。ですが、論文の確認などが > できない、というほどのことはないので、とりあえずやれるだけやってみるつもり > です。 > 英語がそう読める方でも無いのでそれこそ時間はかかるかもしれませんが… それでも、我々の時代(ってそんなに大きくは違わないかも知れないけど ^^;) に比べれば、おそらく天と地ほどの違いがあると思います。回線費用がかからなけ れば、関係ありそうなものを片っ端からダウンロードしておいて、後から自宅でゆ っくり読む、とか繰り返しているときっとすぐに実力が付いてきますよ。 #我々のころはインターネット接続はもとより、「検索」自身がなかった時代なの #で(AAAなんていう書籍型の索引があることを後で知りました)、論文を直に調 #べないと情報を得られませんでした。集めた文献を1週間かけて調べて、引用文献 #が必要になったら、早くても次の週に図書館を訪れてやっと手に入る、という環境 #で「星図セット」のドキュメントは作られたのでありました... あとは、文献によっては非常に専門性が高いものもありますので、「どれに重点 を置いて読むか」判断が必要になってくるかと思います。自分の知りたいこと、 理解度にうまく合わせた文献を探し出すのも(文献調査って何でもそうだと思い ますが)時間を有効利用するテクニックの一つです。英語のテキストのように、 隅々まで読みこなす必要は必ずしもなく、必要な情報の載っている部分を選択し て読むことが多いです(それでも何編かに一つは通して読んだ方がよいでしょう が)。 > 天文書の入手はまあ片田舎なので苦労する(こういうメールを書くことができてい > るという恩はあるのでこういうことをいうのもどうかと思うのですが、市の図書館 > の品ぞろえは貧弱です)ので、だいたい名古屋で探していますが、新刊の学術書で、 > しかも洋書となると内容はともかく高いため、古本をあさることも多くなっています。 大学図書館もそういう面では結構悲惨です (^^;。大学中央図書館なんかだと、 むちゃ古い本ばっかりだったりします -- 高校の時の方が新しい本がよく入って いたような.. 結局わかったのは、専門書は結局専門の部局に行かないと置いて いないらしい、ということです。大学に入られたら、遠慮せずどんどん専門の研 究室の図書室などを訪れられるとよいですよ。 > #実はその持っていた恒星物理の本も古本なためやや古く、だからこそ「内容が古く > #ないか」が不安だったわけですが。 恒星進化であれば、文献の形になってなくてもオンラインで教科書のように読め るように置いてあるところもあったと思います(昔検索していた時に見たことが あります。英語のが多いかも知れませんが)。こういうのは山岡さんが情報詳し いかも? キーワードは恒星+進化 とか stellar evolution とかかなあ。 #まあ、オンラインで検索してひっかかるページは、信頼できる情報かどうかを判断 #する必要があるのでしょうが。 > まずは、ADSを訪問してみることにします。 ぜひ、まずやってみてください。ここで100個のアドバイスよりも、より大きな 発見にいくつも出会うことでしょう。 tkato