[Message Prev][Message Next][Thread Prev][Thread Next][Message Index][Thread Index]
[vsnet-j 1519] PIXY System 2 is released.
- Date: Wed, 22 Aug 2001 21:57:00 -0500
- To: vsnet-j@kusastro.kyoto-u.ac.jp
- From: Seiichi Yoshida <comet@aerith.net>
- Subject: [vsnet-j 1519] PIXY System 2 is released.
- Sender: owner-vsnet-j@kusastro.kyoto-u.ac.jp
吉田誠一です。PIXYシステム2の最新版をリリースしました。バージョンは
2001 August 21 となります。
今回の改修は、[vsnet-j 1491] で紹介しました、京都大学チームの画像の位
置ずれに対する対処です。
[vsnet-j 1491]:
> さて、これまでに検査した画像も、20010404では95%成功しましたが、他の夜
> の画像では70%前後となっています。この中には、20010402のように星が写っ
> ていないものもありますが、そうでないものも多いです。しかも、検査に失敗
> している画像は、ある程度かたまっています(例えば survey4.700〜800、な
> ど)。もしかしたら、今回の 20010412 ほどではなかったにせよ、赤経のずれ
> があったことが原因で、検査に失敗していたのかもしれません。
既に報告しました通り、多少の差はありますが、どの晩でもずれが生じている
ようでした。
取り敢えず、原因が不確定なのですが、
位置は少しずれているかもしれないが、画角と回転角は初期値とほぼ厳密
に一致している。
という場合に検査できるように、PIXYのマッチング処理に、3つ目のモードを
追加しました。
現在のPIXYのマッチングのモードは下記の通りになっています。それぞれの特
徴もまとめてみました。
A. 従来のマッチング
・画像の位置、画角、回転角ともに不確実な場合に使う。
・かなりおおざっぱな初期値を与えて計算を行う。
・回転角は指定する必要はない。
B. 前回追加した、マッチングを端折るモード
・画像の位置、画角、回転角ともにかなり正確に分かっている場合に使う。
・マッチング処理は行わず、与えられたパラメータを元に、いきなり次の
ペアリングに進んでしまう。
C. 今回追加したモード
・画像の位置はやや不確実だが、画角と回転角がかなり正確に分かってい
る場合に使う。
・マッチング処理はふつうに行う。但し、マッチング結果が正しいかどう
かは、与えられたパラメータとほぼ同じ値が求められたかどうかで判定
する。
Cのモードは、結局はAと同じことをやっています。但し、京都大学チームの
画像のように、星の個数が極端に少ない場合、マッチングに成功してもスコア
が小さくなって、失敗と判定されてしまいます。そこで、スコアを使わずに、
初期値とほぼ同じになったかどうかで、結果が正しいかどうかを判定するよう
にした、というモードです。
なお、Cのモードは、たくさんの画像を一括検査する場合のみの機能です。
GUIで1枚の画像を検査する時には、画面ではAかBかしか指定できません。
というのも、1枚の画像を検査する時は、マッチングした後で結果が表示され、
正しいと思えば次のペアリングに進む、という手順になっているので、スコア
が小さくて失敗と判定されても、ユーザが正しいと思えば次に進めるからです。
Cのモードは、とにかくマッチング処理が成功しないといけないので、Bより
も検査成功率は下がりますが、実際にやってみると、まあまあのようです。そ
こで、京都大学チームの画像については、
1. Aのモードで取り敢えず検査する。
2. 成功したものを選び、時間差から全画像の正確な中心の座標を求め直し、
Bのモードで検査する。
3. Bのモードで失敗したものは、位置がずれているとして、Cのモードで検
査する。
という、3段階の手順で検査しようと思います。
--
吉田 誠一 / Seiichi Yoshida
comet@aerith.net
http://vsnet.aerith.net/index-j.html
Return to Daisaku Nogami
vsnet-adm@kusastro.kyoto-u.ac.jp