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[vsnet-j 1260] Re: vsolj-news 056: bright SN 2001bg in NGC 2608
- Date: Mon, 28 May 2001 13:15:26 +0900 (JST)
- To: vsolj-alert@ooruri.kusastro.kyoto-u.ac.jp
- From: Hitoshi YAMAOKA <yamaoka@rc.kyushu-u.ac.jp>
- Subject: [vsnet-j 1260] Re: vsolj-news 056: bright SN 2001bg in NGC 2608
- Cc: vsnet-j@kusastro.kyoto-u.ac.jp
- Sender: owner-vsnet-j@kusastro.kyoto-u.ac.jp
Re: vsolj-news 056: bright SN 2001bg in NGC 2608
山岡@九大理 です。
> 母銀河であるNGC 2608はかなり私たちのご近所にある銀河です。この銀河に
>は、過去に別の超新星1920Aが出現していますが、これは12等前後で観測され
>ており、おとめ座銀河団での典型的なIa型超新星とほぼ同じくらいの明るさで
>した。これからすると、NGC 2608は、おとめ座銀河団とほぼ同じ距離と考えら
>れ、Ia型では12等、その他の型でも14等程度の極大が期待できます。今後のス
>ペクトル観測による型の決定と、継続的な光度観測が望まれます。
超新星2001bgのスペクトル型は、ぐんま天文台(IAUC 7622)およびホイップル
天文台(IAUC 7626)の観測から、Ia型であることが判明しました。また、後者
のスペクトルから、この超新星が、母銀河やわれわれの銀河系の星間物質によっ
て、かなりの吸収を受けていることも明らかになっています。このため、超新
星2001bgは、吸収がない場合の予想よりも2等ほど暗く推移しています。
この超新星は、5月10-15日ころに極大となり、現在は徐々に減光しているとこ
ろと言えます。Ia型超新星の中でも、明るいものほど減光がゆっくりしている
ことが知られており、今後の測光観測によって減光率が求められると、超新星
本来の明るさが推定できるでしょう。
九州大学(六本松地区)理学部物理学教室 山岡 均
〒810-8560 福岡市中央区六本松4-2-1
yamaoka@rc.kyushu-u.ac.jp
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