Re: [vsnet-j 1185] Re: Kyoto slew survey > >> 鳥居さんの画像の結果より、レデューサーの有無で感光特性が変わることが分 > >> かっています。つまり、他の方の画像で同じKAFのE有りのCCDを使ったノーフィ > >> ルター画像があっても、比較して新変光星は捜索できないことになります。 > > あれは、晩によって、値が一致しないという結果ですよね。 > で、晩によって、レデューサーをいれるとか入れないとか構成が違っていたと。 そもそもあれは何が測定されているのかわからないですが、根本的に間違っている ような気がしました。変換係数の定義か計算方法が最初から違ってそうに思えます。 #そうでなければ、そもそも測定器にならないようなCCD、というのはちょっと考え #にくいので・・ ##昔のCCDではたまにそういう例があったそうで、ある天文台ではだいぶしてから ##気がついて、それ以前のデータはまったく役に立たなくなった、みたいな話は ##ありました。 > きちんと、光学系と変換係数に因果関係はみられるのでしょうか? 測定・計算方法の正当性を確認していただくとともに(これが正しくないと測定 にならない)、対照実験としての条件を満たす必要がありますね。光学系以外は 全て同じ条件に揃えるとか。 #この辺はバイオの人の方が一層厳密だったりして (^^; > 日によって大気減光の程度(波長依存性あり)が違っていただけという可能性もあ > りますよね。 これは結構影響するかも知れませんね。光学系の差ぐらいに匹敵するかも知れま せん。また光学系でも、光学系が汚れている時と新品と、あるいはメッキの劣化 とかの影響を考えると、それこそ可能性は無限に存在しそうで、「いったい何が 効いているのか」をもっと定量的に見極める必要があるでしょう。光学系由来の 差が天候由来の差より小さければ、分類はまた違ったものになってくる必要があ るかも知れませんし。 あ、冷却温度でCCD特性が変わる可能性もありますね。 > PS. 自分の観測でも、Icバンドとかの測光で、比較星との色が大きく違う場合 > (わたしの対象星だと大抵の場合違う)、晩毎の変動 > が、本当の変光なのか、大気の状態の差なのか気になることがあります。 > もっとも、その場合の影響が、等級にしてどれくらいなのか、定量的な考察はした > ことが無いんですが...。 > > どれくらいの差がでるものでしょう>加藤さん Ic バンドでは結構大きかったです。0.1等ぐらいの差が残ってしまうことがあった ように記憶しています。 > PS2. 春の天文学会のジュニアセッションで、δScoのスペクトルを2晩撮ったら、 > 長波長側でスペクトルが大きく違ったけれど、こ > れが、本当の変動なのか、大気の影響なのか考察した発表がありました。 これはよくわからなかったです。よくは調べていないのですが、それほど大きな 大気吸収の変化のある波長域のような感じではなかったのですが。