山岡@九大理 です。 > ダスト放出量の変化でなく、公転で WR星がある位置に来た時に WR星だけ >が視線上の雲に隠れるような状況を考えてみたのですが、それでは軌道上で >反対の位置に来た時に OB星が隠れて欲しいので、光度曲線の極小が1周期に >1回というのはよくないのかも知れない。 OB星のほうが重心の近くにあることが予想されるので、OB星は隠れないけどWR は隠れる、というのも可能かも。でも、「視線上の雲」が本体と関係なく存在 している、というのはあまりに御都合が良い(^^;)。 明るいphaseでの輝線の弱さから、OB星のcontributionがWRの2倍、とか示唆さ れてましたが、それを信じる限り、両方とも(程度の違いはあれ)減光しないと いけないですよね。 > 連星の軌道が楕円、という可能性は(他に楕円であることが確認されてい >る天体に比べて)低いように論文には書かれていました。しかししっかり確 >認されるほどのデータもなさそうではありました。 視線速度の変化は、i=20oとして、30km/sくらいですね。測るには結構な分散 が必要だけど、これだけ明るけりゃ……でも1mではつらいかな。 > なんだか、解釈できないままに観測不能になったり、別の天体が現れたり >しつつあるケースが最近多いような気がする (^^; > >#これまではそれが普通で、最近は単に簡単に解釈できる天体の処理が迅速 >#になっただけかも知れないけど?? やはり珍(^^;)天体の数が飛躍的に増えているんでしょう。 九州大学(六本松地区)理学部物理学教室 山岡 均 〒810-8560 福岡市中央区六本松4-2-1 yamaoka@rc.kyushu-u.ac.jp