[Message Prev][Message Next][Thread Prev][Thread Next][Message Index][Thread Index]
[vsnet-j 1139] Re: WR104
- Date: Mon, 30 Apr 2001 14:27:32 +0900 (JST)
- To: vsnet-j
- From: Taichi Kato <tkato>
- Subject: [vsnet-j 1139] Re: WR104
- Sender: owner-vsnet-j@kusastro.kyoto-u.ac.jp
Re: [vsnet-j 1135] Re: WR104
> 連星の軌道が楕円で、近接遭遇するとダスト放出が促進されるとか、そんな可能
> 性はないんでしょうか? ダスト放出(生成)が準周期的に起きるのか、それと
> も、幾何学的な効果によるものなのかは、赤外変光を調べればわかる?
連星の軌道が楕円、という可能性は(他に楕円であることが確認されている天体
に比べて)低いように論文には書かれていました。しかししっかり確認されるほ
どのデータもなさそうではありました。
そういえば、赤外での変光が認められない、という報告がありましたので、準周
期的にダスト生成が高まる可能性は低いかな? とはいえ、可視のこれだけの変
光がほとんど見逃されてきたぐらいだから、少なくとも1周期にわたって赤外と
可視の変光の相関を調べることは十分価値があるかも知れません。
#2MASSを飽和させるほどにむちゃ明るいので、赤外検出器さえあればどんな口径
#でも観測可能でしょう。
Return to Daisaku Nogami
vsnet-adm@kusastro.kyoto-u.ac.jp