山岡@九大理 です。 >> しかしHSTの画像を見てみると、この天体のまわりには、0".3ほど南西と、 >> 0".4ほど東、さらに1".2ほど東北東に、本体(?)よりやや暗く見える天体が写っ >> ています。どれが変光しているのか?? が問題だと思います。 > > でも 1/10 にしようと思ったら本体を変光させる以外不可能なのでは? いや、本体はv = 13.5(lineが見える時) - 14.5 (lineが見えない時)程度で、 周りのどれかがぐっと明るくなる……というのはありなんじゃないだろうか。 11等台の報告は、今回の長谷田さん(m_pgに近いのかな?)とMisの観測以外にあ るでしょうか? > 構造を出すために、干渉像から非線形な再構成を行っている可能性はあるかも > 知れませんね。相対的な明るさの順序は正しいけど、値の比はあまり信用でき > ないかも? うん、それはあるかも知れん。Natureのreference見ないといけないけど。 > 可視光のスペクトルはいくつか発表されているので、本体を圧倒して輝くミラ > 型がある可能性は低いと思います。 12等の極大前後なのは、長谷田さんの観測見ても1998年2月末-3月頭、1998年 10月9日、1999年2月-3月、2000年2月の1点、2001年2-3月、ですね。1998年10 月を除くと、1年強の周期性で、1か月前後明るい、という感じ。 スペクトルの観測は、極大時期をうまく(?)すり抜けて来たような印象があり ます。Crowtherが1996年10月、Torres&Contiが1982年2月と1983年8月、 Cohen&Kuhiは1974年5-6月のようですが、重なるかな? とにかく、今明るいstateなのなら、色を測らなきゃ。元より青ければOB star が塵の影から姿を現わしてるんだろうし、赤けりゃミラかな。Misと比較する のは難しいけど、 WR104 19990323.780 119p Had.VSOLJ WR104 19990323.780 127p Had.VSOLJ WR104 19990408.75110 117C Mis image="KenIchi Kadota" WR104 19990430.74698 116C Mis image="KenIchi Kadota" WR104 20000212.836 119p Had.VSOLJ WR104 20000305.799 138p Had.VSOLJ WR104 20000224.82992 121C Mis image="KenIchi Kadota" うーん、赤いような気も……。 九州大学(六本松地区)理学部物理学教室 山岡 均 〒810-8560 福岡市中央区六本松4-2-1 yamaoka@rc.kyushu-u.ac.jp