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[vsnet-j 243] Re: CCD vs visual observations
- Date: Sat, 18 Nov 2000 22:36:49 +0900 (JST)
- To: vsnet-j
- From: Taichi Kato <tkato>
- Subject: [vsnet-j 243] Re: CCD vs visual observations
- Sender: owner-vsnet-j@kusastro.kyoto-u.ac.jp
Re: [vsnet-j 242] Re: CCD vs visual observations
> そのことを切に感じます。それぞれ立場が違うということを明確に示してきた
> のはそのためです。結局、わかってへんなー。って印象しかなかったから。プ
> ロの立場として推進したいことがあるのは理解しているつもりだけど、星以外
> の面も含めて簡単な話じゃないよって言うことを明確に示してきたんです。お
> おるりさんが示したプロ?の多くの不満に対してアマチュアの立場から丁寧に
> 回答しないと理解できないんだなと思ったというのもあります。だから、なる
> べく答えたんですよ。
うーん、どうも理解が何か違うような気がするなあ。このスレッドは「CCD
観測のすすめ」とか「眼視観測は意味がない」とか、そんな意味で進められた
ものではないことは、よく読んでいただければ多分おわかりいただけるのでは
ないかと思うのですが・・。たとえば、プロの立場として「アマチュアの研究
は今後CCDをつかうべし」を推進したい、のような意味はまったくありませ
ん。
#なんだか、ありもしない言外の意図を想定してコメントされているような印象を
#受けるのですが・・?
「プロ?の多くの不満」というのは AAVSO discussion 等で出た話を指されて
いるのだと思いますが、それは確かにあるのですが、基本的にはそれに対して
(反論はあると思うけど)説得を試みてもあまり意味のないものばかりではな
いかと思います。むしろそれをふまえてどう考えるかの方がより生産的でしょ
う。特に「そんな言い方をするとやる気を失わせかねない」のような感情に訴
える反論は、(AAVSO discussionでも多少はありましたが)実際のところほと
んど影響を与えていないようにさえ見えます。(それはそうかも知れない、と
いう気がしないでもない。というのも、特にアマチュアの力を借りたい研究者
にとっては、力を貸してくれる人にとって利益となることが優先であって、そ
れ以外の人のことは意識になくとも、それ自身は不思議でないからです。また
人によっては、アマチュアのために心からそう書いている、という人ももちろ
んありそうです。その点でプロの意識改革(?)をアマチュアの方から図ろう
と思っても、それはおそらく並み大抵のことではない)。それに対して AAVSO
discussion で出ていたプロ側の意見では、science と pleasure を区別しな
さい、という感じなんですね。これ自身は正論だし、pleasure の範囲でどうい
う趣味を持とうがそれは他者の関知することではない、という点ではほぼ万人
が一致するでしょう。
> 確かにすすめ方は不愉快だということなんですけど、それ以上に、中高大学生
> もいるのに、その辺のことをまったく考慮していないことに憂慮したのです。
> やっぱり、彼らとて次の世代を担う人なんですから、その人たちがやる気を無
> くすんじゃないかという心配があったのね。眼視は無意味だばかりが先走りし
> てもらってはやる気なくしかねないからね。
若い世代の割合ならば、この議論の発端となった AAVSO discussion の方がも
っと多いと思いますよ。じゃあ、彼らは中高大学生には配慮が足りないのか、
ということになるけど、それは多分そうじゃないんですよね。そのちょっと後
には学校向きの肉眼観測の提案が出たばかりだし、基本的に「もっと冷静」な
んですね。それによって雰囲気が悪くなることもないし、「無意味だ」と言わ
れたら「じゃあ無意味なんだ」みたいに一斉に流れたりはしないんですね。
(たとえ「無意味だ」と言われたとしても、「そんな言い方はないだろう」み
たいな反論をしていたら、それこそ中高大学生もそういう反論の仕方を見てま
す、ということなんですけど・・)。
> > 私自身も研究者の方はもう少し幅の広い価値観をもっていただけないかと
> >感じる事があります。
>
> 結局この点なんですね。アマチュアの多くは研究費なんてでない自腹と雑務は
> ボランティアですべてをやってるのだということこれは絶対に念頭においても
> らいたいです。
これは多分研究者には意味が通じないのではないかと思います。研究者もその
ぐらいのことは当然知っているし、無給であるだけで、プロと何ら変わりなく
科学に貢献している人たちとして高く評価されています。渡辺さんの「広い価
値観」が何を指しておられるのかは必ずしもよくわかりませんが(竹中さんの
挙げておられるようなことに関係しているのかどうかもあまりわかりませんが)、
アマチュアの研究のベースを知ったところで、プロの認識があまり変わるとも
思えません。
tkato
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