吉田誠一です。 最近、既知変光星の光度報告をさぼっていますが、久しぶりに、MisVについて のみ、光度データを報告しました。 新変光星の発見プロセスほどではありませんが、光度データの報告でも、ミス が無いように、PIXYが自動的に蓄積した中から、チェックしつつ報告していま す。そのため、意外と手間がかかってしまうのが難点です。 PIXY 2では、この辺りも改善される予定です。Windowsのエクスプローラのよ うな画面を、恒に開いておいて、適当にデータベース内を散策して、星の光度 データを見て(たぶんグラフ表示)、ボタンを押せば報告形式にしてファイル 保存される、という機能を付けることになるでしょう。また、気になるデータ なら画像を見たり、必要なら再測定してデータを修正できる機能まで付けられ ると良いな、と思います。3月にお邪魔した時、加藤さんのマシンでは、恒に VSOLJ/VSNET関係の作業が行える状態にあったことを参考にして (^^; 、こち らでも、恒にPIXYが起動していて、気軽に光度データを参照して報告できるよ うな体制を考えています。 それはさておき、最近は門田さんに加えて、岡山県の大倉信雄さんの画像でも 多くのMisVが写るようになって、データが溜って来たので、せめてMisVの光度 だけは早く報告しようと、作業を行いました。MisVは何といってもMISAOで発 見したものですし、実はほとんどが暗いためか、他からの観測がなかなか報告 されないので、MISAOで追跡観測を報告しないと、さっぱり素性が判明しませ ん。そういう意味では、他の変光星とは違い、MisVではMISAOの観測がかなり 重要です。そのため、MisVの光度報告では、新変光星発見と同様に、すべて画 像を見て、確認した上で発表しています。 久しぶりにそれぞれのMisVのデータを見てみましたが、発見当初の光度よりも ずっと明るくなったもの、発見時の変光範囲の中で折り返しているもの、ずっ と暗くなってしまったもの、等、いろいろな星があって、数値を見ているのも 面白いです。 ただ、今のところ、ほとんどの星がようやく1年ほどのデータが集まっただけ です。まあ、最初のMisV0001の発見が1999年4月なので、仕方ありません。そ のため、周期などの性質がはっきり分かっているのは、MisV0001の1個だけで す。しかし、あと1、2年もすれば、データが溜って、多くのMisVの素性が分 かると思います。また、そうすれば、MisVの中に紛れ込んでいる珍しいタイプ の変光星や、もしかしたら新星なども、浮かび上がって来るかもしれません。 実は、発見時の位置がずれていたものが1個(MisV0336)、光度が違っていたも のが3個(MisV0481,MisV0521,MisV0550)、両方ずれていたものが1個 (MisV0640)ありました。また、ホームページで公開している画像で、▲マーク で差している星を間違えていたものが、1個(MisV0476)ありました。 MISAOプロジェクトからVSNETやVSOLJに報告したデータは、MISAOのホームペー ジで公開していますが、光度グラフが無いので、星ごとの変光の特徴とかが、 掴みにくいのが難点です。。。 -- 吉田 誠一 / Seiichi Yoshida comet@aerith.net http://vsnet.aerith.net/index-j.html