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[vsnet-j 25] MisV data update



吉田誠一です。

最近、既知変光星の光度報告をさぼっていますが、久しぶりに、MisVについて
のみ、光度データを報告しました。

新変光星の発見プロセスほどではありませんが、光度データの報告でも、ミス
が無いように、PIXYが自動的に蓄積した中から、チェックしつつ報告していま
す。そのため、意外と手間がかかってしまうのが難点です。

PIXY 2では、この辺りも改善される予定です。Windowsのエクスプローラのよ
うな画面を、恒に開いておいて、適当にデータベース内を散策して、星の光度
データを見て(たぶんグラフ表示)、ボタンを押せば報告形式にしてファイル
保存される、という機能を付けることになるでしょう。また、気になるデータ
なら画像を見たり、必要なら再測定してデータを修正できる機能まで付けられ
ると良いな、と思います。3月にお邪魔した時、加藤さんのマシンでは、恒に
VSOLJ/VSNET関係の作業が行える状態にあったことを参考にして (^^; 、こち
らでも、恒にPIXYが起動していて、気軽に光度データを参照して報告できるよ
うな体制を考えています。

それはさておき、最近は門田さんに加えて、岡山県の大倉信雄さんの画像でも
多くのMisVが写るようになって、データが溜って来たので、せめてMisVの光度
だけは早く報告しようと、作業を行いました。MisVは何といってもMISAOで発
見したものですし、実はほとんどが暗いためか、他からの観測がなかなか報告
されないので、MISAOで追跡観測を報告しないと、さっぱり素性が判明しませ
ん。そういう意味では、他の変光星とは違い、MisVではMISAOの観測がかなり
重要です。そのため、MisVの光度報告では、新変光星発見と同様に、すべて画
像を見て、確認した上で発表しています。

久しぶりにそれぞれのMisVのデータを見てみましたが、発見当初の光度よりも
ずっと明るくなったもの、発見時の変光範囲の中で折り返しているもの、ずっ
と暗くなってしまったもの、等、いろいろな星があって、数値を見ているのも
面白いです。

ただ、今のところ、ほとんどの星がようやく1年ほどのデータが集まっただけ
です。まあ、最初のMisV0001の発見が1999年4月なので、仕方ありません。そ
のため、周期などの性質がはっきり分かっているのは、MisV0001の1個だけで
す。しかし、あと1、2年もすれば、データが溜って、多くのMisVの素性が分
かると思います。また、そうすれば、MisVの中に紛れ込んでいる珍しいタイプ
の変光星や、もしかしたら新星なども、浮かび上がって来るかもしれません。

実は、発見時の位置がずれていたものが1個(MisV0336)、光度が違っていたも
のが3個(MisV0481,MisV0521,MisV0550)、両方ずれていたものが1個
(MisV0640)ありました。また、ホームページで公開している画像で、▲マーク
で差している星を間違えていたものが、1個(MisV0476)ありました。

MISAOプロジェクトからVSNETやVSOLJに報告したデータは、MISAOのホームペー
ジで公開していますが、光度グラフが無いので、星ごとの変光の特徴とかが、
掴みにくいのが難点です。。。

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吉田 誠一 / Seiichi Yoshida
comet@aerith.net
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