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HX Peg



 HX Peg          NL             14.3-15v

PG surveyの星。普段は14等くらいの時が多いが、減光が観測され話題
になった。増光を見せたこともあり、単純なNL型ではないかも知れない。良く観
測して変光パターンを調べてみよう。

「変光星」1989.10
HX Peg(NL) 森山氏によれば、NL型とされるこの星が今シーズン
(1989.9月末現在)  明るい。かつては12等台まで増光したこともあり、NL
型としては活動的な方である。  ほとんど観測されていないのでぜひ観測を。

920628
論文紹介) HX Peg

  "The Dwarf Nova HX Pegasi = PG2337+123 Caught on the Rise to Outburst"
  Bull. Amer. Astron. Soc., 24, p.771 (1992)
  F.A. Ringwald

分光観測の結果、Hα輝線の変動周期として 0.2009±0.0005 日が得られた。これ
が軌道周期と考えられる。観測の3日めにこの星は増光を示し、1週間後には平常
に戻った。周期やスペクトルの特徴から、この星は矮新星であると考えられる。

* HX Pegについては、日本でも観測されており、日本変光星研究会「変光星」  No. 131 (1989) に書かれているように、森山氏が増光を発見しておられます。
  今回の発表は氏の見解と完全に一致するものである。早く発表しておけばよか
ったですね。
  軌道周期からみて、矮新星のなかでもUGSSまたはUGZ型でしょう。
233751.8   +122102  (1950)  HX Peg  12.90-16.62V
(GCVSではNL型になっている)