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V2051 Oph



V2051 Oph    NLAM:+UG(SU)   13.0-17.5v

  まずUG型として発見され、深い食を示す超短周期連星であることが明らかに
なった。極大は14.5等と暗かったがUGSUの可能性があるということで注目
された。アマチュアの眼視観測はこの星について殆ど成果を得ていない。NZの
Batesonは「この星は一般のアマチュアの望遠鏡には暗すぎる」と述べている。
その後ある研究者が数日間high speed photometryを実施したところこの星は13
等付近でゆっくり減光していくところであった。この増光は眼視的にはとらえら
れておらず、観測数が不十分なことをうかがわせる。その増光の際通常のhumpの
位相とは異なる位置にhumpが認められているが1周期程度のデータしかないので
superhumpであるか不明である。

その研究者はlow field polar(AM Her)ではないかと述べている。UGSUの可
能性もあるので今後も要注意である。nova Oph 1988にも近いのでついでに観
測しておこう。

7 (追加事項)Sanduleak and Bateson はこの星が 13.0-15.4の範囲をあまり
規則性なく変光しているとのことである。光電測光の例では食外光度の平均は15.0
(B=V) であり、一般に言われている光度より明るい。Wenzelは Sonnebergのプレ
ート約400枚を調査したところ写っている写真はなかった。ただしプレートの
極限等級は11.5ないし13等であった。これからみるとあまり大きな増光はないか、
かなり希であるといえる。