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Q Cyg
Q Cyg =Nova Cyg 1876 NA+DN 3.0-15.6v
1876年11月24日 Schmidtが 3.0等で発見した。はくちょう座第2新星とも呼ばれ
る。I氏の表現によればいかにも極小時に変光しまくっているようだが、実際には
1等程度のものである。ここに極小時の小増光を発見したShugarovのデータをあげ
ておく。(Perem.Zvezdy) t3=11。
JD max(mpg)
2440498 14.3
41217: 14.8
42309 14.6
42367 14.8
42747 14.5
42960 14.5
43027 14.6
43077: 14.8
43155 14.4
43287: 14.7
43437 14.4
44901 14.4
45233 14.6
極小光度は15.0−15.5pgと報告している。B−Vは +0.33,U−Bは -0.65と報
告されていて、KPDサーベイの値と少し異なる。いずれにせよB−Vはプラスな
ので眼視的にはもっと明るく見える。Shugarovの提案した増光周期は 54.99または
64.81日であり、それに対するO−Cも求めている。観測にて確かめていただきた
い。なおAAVSOの比較星光度は発見当時に求められたもののようで、現在のス
ケールとは余りに違うので絶対使わないでいただきたい。星図セットには光電のV
等級が使われている。