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V482 Cyg



V482 Cyg     RCB

  PASP 100,388(1988)によればV482 Cygは4重星である。位置および光度は以下
の通り。
     △α" △δ"    J     H     K     L
B   -5.96   -3.96   8.87   7.81   7.50   7.39
C   -2.15   +1.92  11.52  10.87  10.49  10.18
D   +6.16   +3.14 <13.6   13.57  13.46 <12
V482                8.08   7.65   7.14    5.88
これらはおそらく1.7Kpcの距離の星団を作っており、800瀚のシェルに包まれてい
る。V482 Cygの絶対光度は-2.8(Mv)スペクトルはK0-K5と推定される。

過去の光度変化について
Whitreyの発見データによると1948年5月に2.1等の減光があった。その他の期間は
WenzelによるSonnebergのプレート調査の結果1928.2-1950.5はほとんどコンスタン
トであった。Pinto and Romanoの調査で1959-1961はコンスタントだが、1962年に
減光している。その後のAAVSOの観測では1968-1975はコンスタントであった。

  IBVS3148による光度曲線ではJD32750を中心として150日程度減光(14.0まで)
43000-α〜44500ころまで大減光で43000〜43700は16等あるいはそれ以下であった。
最近この星が5重星で、星団を作っているのではないかとの説もあり、その仮説か
ら絶対光度も求められている。