KX Aql

ＫＸ　Ａｑｌ          UG        11.5-17.5:p

　最近増光が全くとらえられていない。普通の増光は13等位といわれるが、藤野氏
は11.5等という非常に明るい極大を観測したことがある。UGSUの可能性もある。昨
年は某Ｉ氏が非常に暗い極大（14−15等）を観測しているが、RZ Leoの極小時（19
等程度）に「普段より明るい。14−15等」と報告した人なのであまり信頼できない。
割合増光がまれなことは一応同意されているようで、ソ連の観測によれば増光は
1000日に１回程度であるという。（同じ文献でDH Aqlの周期も1000日としているの
であまりあてにならないが）古くはＪＲＡＳＣに毎年の変光星レポート（ＡＡＶＳＯ）
がでていて次のような増光があったようである。

  2439749 (1967) 13.0
  2441527 (1972) 12.5

しかしまあ、ずい分昔からやっていますねえ。1988年９月に某Ｋ氏が14.0で観測し
た。そういえば昔の某研究会のデータを入力していたところ13等台の極大があったな。